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「貶」-ACT.3
ホームレスの男が住んでいる所、夜間学校の生徒が話しかけられている。
「今日もな、考えた事があるんだ。なおる所があるなら言ってくれ。」
「わかりました。」
と生徒は言う。
ところが、今日の言葉はどうしても生徒はひっかかった。
認められない気がする。
「済まない。」
すべてを男が納得するまえに生徒は去る。
「嘘だろ。待ってくれえ。」
それから二日間生徒は毛布で考えていた。
また会いに行く。いない。
「どうしたこと、ニル。」
もうわかったのだ、納得しているのだ、と思いながら男を捜し歩く。
「造」に行ったのだ、思い出を胸に。




