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第95話 解決屋の外交網
スカイが再び解決屋ギルドの会議室に姿を現したのは、それから3日後のことだった。
かつてのスラム仲間たちがすでに集まっていた。
「つまり各国に“解決屋支部”を建てるって話か?」
ルークが顎を掻く。
「ええ。“大使館”という名前で。外交と市民支援、両方を担当します。」
「うへぇ……スケールがでけぇ。」
集まった仲間たちは一瞬静まり、それから笑い合った。
「ハハハ、いっそ面白い。オレたちがスカイになれるってことだ!」
「助けられた番、今度は助けるんだ!」
スカイが微笑んだ。
「ありがとう。本当に頼もしいよ。」
その数日後、各地の商人や旅人を通じて、
解決屋の存在が世界に拡散した。
「どの国でも“困ったら助けてくれる者たち”がいるらしい。」
「彼らは利を求めず、ただ“解決”をするんだと。」
世界の空気が、少しだけ明るくなった。




