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第8話 仲間との出会い

グラフの件のあと、スカイは孤立しかけた。



そんな彼に声をかけたのが、



同年代の少年ルークだった。


「オレ、見てたよ。あんた、悪いことしてない。」



「……信じるのか?」



「信じる。スラムで誰かの役に立つやつなんて、そういないさ。」




ルークは物資運びの手伝いをしていた。


彼はスカイの工夫に感心し、


「一緒にやろう」と申し出る。




スカイは初めて、“協力”という言葉を実感した。


それから二人は夢tubeの知識をもとに、



スラムの改良を始める。




水のろ過装置、光る瓶、そして廃材の再利用。


失敗もあったが、少しずつ成果が見え始めた。



やがて、ロミナ婆さんが言った。


「このスラムに、お前たちみたいな子が十人いれば明るくなるねぇ。」



スカイは思う。



――誰かの言葉が、次の夢の燃料になる。



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