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第57話 投票を終えて
王座の間に集められた二人の候補者。
その場所にスカイもいた。
本来ならば謁見が許させる立場ではないが、エリアスの支援者代表という形で特例が認められた。
ゼストールは余裕の笑みを浮かべ、エリアスは真っ直ぐに立つ。
クラウディス王が言葉を発した。
「汝ら二人、よくぞ民の心を集めた。」
ゼストールが先に一礼する。
「なんの。私の実力なら当然のこと。して父上、次の第二段階についてお聞かせ願いますか?」
王は手を上げて遮った。
「まだ申すな。次は、君の番だエリアス。」
エリアスは小さく頷き、スカイを振り返る。
「行くわ、師匠。」
「うん。君の想いで、世界を動かすんだ。」




