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第53話 ゼストールの声

投票日当日。


王都中央広場に群衆が集う。午前――最初はゼストール陣営の演説が始まる。



彼は両手を広げ、天を仰いだ。



「我こそが神の代弁者! 数に選ばれし者! 民の幸福は“秩序”にあり!」



導師たちが唱和する。光が空に渦巻き、まるで奇跡のような演出。



貴族の支持者たちが歓声をあげた。



スカイはその光景を見て呟いた。



「一見完璧。でも、あれは“上からの幸福”だ。」



エリアスは静かに頷く。


「なら、私は“隣にある幸福”を語る。」



やがて他の候補者も自らの演説をし、午前の部は終了した。


午後が、彼女の舞台になる――。




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