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第45話 炎の予感

エリアスの協力で、解決屋は王都への拠点設立を許可された。



だが同時に、王族・貴族たちの間に不穏な噂が広がる。



「スラムの少年が、王女を抱き込んだ?」


「下賤の子に王家が利用されている!」




スカイは知っていた。


「理想が広がるほど、敵も増える。」



ガラルドも苦い顔で言う。


「もう引き返せんぞ、スカイ。」



「ええ、それでも僕は進みます。

非常識を常識に変えるために。」



夜の広場に立つスカイのもとへ、

エリアスが現れた。



「あなたの夢、私も一緒に見たい。」



手を差し出す王女の瞳は、まっすぐに輝いていた。



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