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第37話 解決屋事業始動
「よし、ここに宣言する!」
スカイは仲間を見回した。
「俺たちは“解決屋”として、この世界の問題すべてに挑む!」
「スラムの些細な困りごとから、王の悩みまで――な。」
ルークが笑い、拳を突き出す。
ラティアも頷く。
「非常識、やってやろう。」
スカイは空を見上げた。
満月が彼の瞳に映る。
「非常識が、いつかこの世界の常識になる。」
夢の中、スカイはひたすら検索を繰り返していた。
【事業計画の立て方】
【企業の組織運営】
【クラウドファンディング】
【公共事業の仕組み】
前世の知識が、この異世界でも応用できることを確かめるように。
「……つまり、“助け合い”を仕事にすれば、誰もが幸せに貢献できるってことだ。」
翌朝、ルークとラティアに説明すると二人は唖然とした。
「ハローワーク……? なんだそれ。」
「仕事を探す人と、困ってる人をつなぐ仕組みさ。」
スカイの目が輝く。
「僕たちの“解決屋”を、国全体に広げるんだ。」
ルークが笑う。
「また非常識なこと言い出したな。」
スカイは頷いた。
「非常識こそが革新だよ。」
こうして、“解決屋事業”が本格的に動き始めた。




