36/140
第36話 非常識を宣言する日
広場に立ち、スカイは大声で宣言した。
「数で人を測る世界を、非常識に変えてみせる!」
集まった群衆がざわめく。
「そんなの無理だ!」
「神聖冒涜だぞ!」
それでもスカイは笑った。
「誰もが笑って生きられる、それが“本当の価値”だ!」
ラティアとルークが隣りで拳を掲げる。
炎のような拍手が街を満たした。
ガラルドは演説を聞きながら、静かに立ち上がった。
「数値を壊す“非常識な理想”か……。ふむ、面白いことを考える。」
補佐官タリスが慌てる。
「市長、あの少年は秩序を乱します!」
「秩序とは何だ? 弱者を押し潰すことか?」
深く座り直し、市長は笑った。
「スカイに協力する。彼が次代を担う。」
この決断が、やがて街を揺るがす新時代の始まりとなる。




