前へ目次 次へ 33/146 第32話 揺らぐ価値 結果を出したスカイには、市庁舎から監視の目が向けられる。 「スラムの出から、また妙な奴が頭角を現したぞ。」 「まさか“まだ数値を持たぬ者”が、我々を上回るはずが……」 スカイはその噂を聞いても、笑っていた。 「数字が何だ。俺たちは“現場で喜ばれる”仕事をしてる。」 ルークが照れ笑いを浮かべる。 「スカイ、お前やっぱ変わってるな。」 「そう言われるの、嫌いじゃない。」 だがその背後で、貴族の一団が不気味に動き始めていた。