前へ目次 次へ 21/146 第21話 信頼という報酬 スカイは正式に“市長補佐見習い”という名目で呼ばれるようになった。 スラム出身の少年が市庁舎に足を踏み入れる この前代未聞の快挙に誰もが驚いた。 「お前、偉くなったな!」と言われても、スカイは笑わなかった。 まだ自分は何も成し遂げていない。市長ガラルドは言う。 「君のような子がもっといれば、この街は変わる。」 その言葉が、スカイにとって最高の褒美だった。 だが、彼はまだ知らなかった。この街の“目に見えない線”を。