前へ目次 次へ 18/146 第18話 門の向こう側 翌日、スカイは紹介を受けて再び市庁舎を訪れた。 応対したのは、市長の補佐官タリス。 「スラムの子だって? ……正直、興味はない。」 それでもスカイは構わず、自分の考えを語った。 老朽化した水路の構造図、改修案、費用と手配の見通し。 すべてが現実的で、簡潔だった。 タリスは黙って聞いていたが、スカイが必死に説明する姿を見て最後に呟いた。 「その情熱、ただの幻想じゃなければいいがな。」 後日、スカイの提案書が市長の手に渡ることになる。