前へ目次 次へ 17/146 第17話 小さな縁 スカイは街で、かつて廃材を売っていた商人に再会した。 「よぉスカイ。最近は何をしてる?」 「市長に会いたいんです。街の水問題を解決できるかもしれない。」 商人は呆気に取られたあと、笑った。 「無謀だな。……だが市庁舎の清掃係に昔のツテがある。話を繋いでやろう。」 それは願ってもないことだった。 縁は、どんなところにも転がっている。 スカイは驚きながらも深く頭を下げた。 この瞬間、少年の人脈はスラムを越えて外界へと伸び始めた。