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第17話 小さな縁

スカイは街で、かつて廃材を売っていた商人に再会した。


「よぉスカイ。最近は何をしてる?」



「市長に会いたいんです。街の水問題を解決できるかもしれない。」



商人は呆気に取られたあと、笑った。



「無謀だな。……だが市庁舎の清掃係に昔のツテがある。話を繋いでやろう。」



それは願ってもないことだった。



縁は、どんなところにも転がっている。



スカイは驚きながらも深く頭を下げた。



この瞬間、少年の人脈はスラムを越えて外界へと伸び始めた。



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