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第138話 復活の狼煙



「エェリアアァァァアアスっっ!!!!!!」


スカイの絶叫が響き渡る。



その声で広場が静止した直後、



エリアスはスカイの姿を見て、


「スカイ……生きて……!」


と呟き、



ゼストールは、


「バカなっ! 死んだはずのガキが……!」


と顔面蒼白で後ずさる。



周囲のゼストール軍がざわつき


「神の裁きが……効いてねえ!?」と動揺する。


王国兵は、


「スカイ様!?」「生きておられた!!」


と歓声が漏れ始める。


ゼストールがスカイの姿に呆気に取られたところを見たエリアスは、


(今しかないっっ……!! )


ゼストールの隙を突き、

エリアスが獣のような眼光で睨みながら、

ゼストールから高性能狙撃銃を奪取した。



「っっ……!! 二度とスカイを撃たせない!」


エリアスは持てる力を振り絞って奪取した

高性能狙撃銃を王宮側へ向けて振り投げた。


王宮側へ弧を描いて宙に舞う狙撃銃は王宮への一本道の入り口で前線を敷いていた王国軍の目の前に落ちた。


守護騎士団の1人がエリアスの意図を察するとすぐに狙撃銃を回収し、陣地に戻った。


「陛下の意志だ! 安全確保!」と叫び、

王国兵が一斉に構える。



ゼストールはエリアスに激怒した。


「エリアス貴様っ!! よくも俺様のお気に入りをっ……!!

それに嘘を吐いたなぁぁあああっ!!」


とエリアスの背後を、ブーツで背中を強く踏みつける。


「ぐっ……!」


と地面に押し潰されるエリアス。

金髪が土にまみれ動き封じられる。


ゼストールが腰の剣をスラリと抜き、冷たい刃を

エリアスの背中にピタリと突きつけ、


「動くな、低数値女王。

次はお前の心臓を貫くぞ」


と低く脅す。



ゼストール軍が「神様の怒りだ!」「女王を殺せ!」

と勢いづき、



王国側が凍りつく。


「陛下っ!」「危ない!」。




ゼストールのブーツがエリアスの背中を踏みつけ、

剣が光る光景を王宮入口から見たスカイが


血相変え「エリアスっ!!」と飛び出そうとする。


だがフィートが素早くスカイの右肩に手を重ね、力強く押さえ


「待ってください、スカイ殿!」


とスカイを止める。


後ろの守護騎士団たちが

「スカイ様!」「陛下が!」とざわつく中、



スカイは苛立って振り向く


「フィート、何で止めるんだっ!!

今動かなきゃエリアスが殺される!」


フィートは汗を浮かべつつ、冷静を装い低声で

「冷静になってください。今こそ『アレ』を使うときでしょう!?」



スカイがハッとし、目を見開いて察する


「済まない……そうだった。頼むフィート。それと、例のことについては確認が取れたんだな?」


フィートが力強く頷き、注射器を素早く準備する。

「はい、さっき報告がありました。他の方も順次に……。


あとはスカイ殿……あなたに託します。王国とエリアス陛下の未来を。」


スカイは左肩の激痛に顔を歪めつつ、ニヤリと不敵に笑う


「あぁ、任せろ。だからやってくれ。フィート。」





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