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第104話 スカイ、被弾
王宮の正門前。
金色の紙吹雪が舞い、群衆の歓声が空を震わせていた。
「エリアス女王万歳!」
「ディア・マイ・クイーン!」
――その声の中で、突然、空気が裂ける音が響いた。
――バァァァンッ!!
一瞬、音がすべて消えた。
次に聞こえたのは、鉄と血が混ざった飛沫の
音。
エリアスが振り向くと、スカイの体が目の前で崩れ落ちた。
「……スカイ?」
声が震えた。彼の左肩から赤があふれ出す。
「スカイ―――ッ!!!」
エリアスはスカイの元へ駆け寄った。
「誰か! 医療班を呼んでぇぇ!!」
兵士たちが駆け寄る。中には泣き声を飲み込む民もいた。
「スカイっ!? いやっ……嘘でしょ!? 目を開けてっ!」
震える手で頬を叩く。応えはない。
「死なないで…お願い……!」
周囲で飛び交う声。
「銃声です!」「狙われてるぞ!」
兵たちが屋根を目掛けて散開する中、エリアスは泣きながら叫び続けた。
「スカイをお願いっ! 今すぐ医療室へ!」
血に染まったドレスの裾が風に舞い、
彼女はスカイと共に王宮へと駆け出した。




