写メ(元未公開作品)
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:写メ
俺には別れた女がいる。
でも最近、その女と寄りを戻したくなった。
「…でも、無理だよなぁ。あんな形で別れたんだもん」
「そうがっかりすんなよ。恋愛に別れとか失恋はつきもんじゃねぇか」
「でも俺の早とちりだったんだぜあれ?」
まだ付き合ってた時、彼女が浮気してると思い込み
それで一方的に別れ話を突き出した俺。
あの時は酔っててワケわからなくなって、
普段以上に怒ってしまった。
あいつはもともと傷つきやすい性格で、
それが理由で俺の前にはもう2度と姿を現さない。
まぁ当たり前の事だ。
それなりに長年付き合ってきたからわかる。
あいつとはもう寄りを戻すことができないんだ。
「そんなにあいつのことまだ想ってんのかよ」
「え?」
「だったら最後の記念写真、あいつと一緒に撮ってみるか?寄りを戻す事はもうできないかもしれないけど、最後の記念を残す事ぐらいはできると思うぜ」
「…は?記念写真?」
こいつはその昔、
俺が付き合ってたその彼女にフラれた事がある。
でもそれから友達に落ち着いたらしく、
3人で一緒に遊びに行ったこともあった。
そいつが携帯の写真で今、
窓を背景に写真を撮ってみろと言うのだ。
「どう言うことだよそれ?」
「とりあえず言われた通りにしてみろよ。絶対に、何かの結果は返ってくるから」
こいつには少しスピリチュアル的な力、霊感のようなものもあり、
その中で予知的な力も備わっていた。
訳がわからないままとりあえず言う通りにしてみる。
「これで良いんだよな…?」
「ああ、撮ってみろ」
窓を背景にして、スマホ片手に自撮りする。
「じゃあ…」
写真のボタンを押した瞬間、
ババッ!と窓の向こうを何かが通った。
えっ?と振り返りつつ今撮ったその写真を見ると…
「…う、うわっ!!な、なんだよこれ!」
俺の元カノが逆さになって、
その写真の中に一緒に入っていた。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬