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エデンの子供達  作者: 恋☆々
始まりの章
2/9

2.出会い

主人公がようやく登場します

今回はタイトル通りの出会い編です

俺はいつも不思議な夢を見る

小さな頃から同じ夢を何度も何度も繰り返し見るのだ

それはG区ゲヘナと呼ばれる魔物が多く出る地区と僕らがいるE区エデンと呼ばれる区の境目に現れる

俺を正面からじっと見つめる二つの深紅の瞳をもつ一匹の獣

そしてその瞳に見つめられると俺の心が血が騒ぐのだ

”俺のーー  する   。”

俺は何かを呟きそっとその獣へ手を伸ばして行く

”ああ・・・・・・・    しい。”

だがそこでブツン・・・と俺の意識は途切れて目が覚める

あれは何だったのだろう

知りたい

この胸のざわめきの正体を俺は知りたい

いや・・・・・・知らなくては行けない?



俺はそんな気持ちを抱きながら今日も支度を済ませて学校に行く

「おはよう!シュバルツ」

「おはよう、リク」

そんな風にクラスメイトと挨拶を交わしいつもと変わらない日常が始まる

「・・いうわけで私たちアダムの因子をもつACEは魔物から人類を守る為に生まれたのです

魔物は知性がなく獰猛で人間を襲います

彼らは悪なのです。その悪から守ってくれるのは精鋭部隊の”SSセイント・スター”です

彼らのお陰で私たちの平穏は保たれているのです」

”本当にそうか?お前は知ってるはずだ。ーーーーーーーー違うと”

っ!?突然頭の中に誰かの声が響いた

違う?何がだ?

”わかってるだろう?魔物は悪か?違う。そうだろ?”

魔物が悪じゃない?

俺は何故か夢の中で見た獣を思い出した

キンコンカンコーン・・・・

そのチャイムの音で俺はハッとする

俺は今何を?

「お前ぼーっとしてたけど大丈夫か?」

「あ・・ああ、大丈夫だ」

すべての授業が終わり俺はいつもと同じように帰宅した

だけど・・・なんだか落ち着かないのだ

あの不思議な声の問いかけが頭から離れない

低くて甘く蕩けるような声で囁きかけるような・・・・・・そんな声

思い出すだけで・・・・体が熱い

俺はその中に今だ残る熱を抱えながら布団に入る


”目を覚ませ・・・・・・約束の地へ・・・・・”


俺は再び聞こえた声で目を覚ました

約束の場所?

あの夢の場所か!?

俺は布団から出ると着替えて外に飛び出していた

”こっちだ・・・・・・早く来い・・・・”

声に導かれて俺は夜の町を駆けていく

そして・・・・・・・見つけた!

ここだ

俺が夢に見た場所・・・・白と黒の境界線

天国と地獄の狭間

すると俺の頭上に黒い影ができて見上げると

黒く美しい獣が俺の前にスタッと降りてきたのだ

ああ・・・・・・・彼だ

夢で俺を見つめていたのは・・・・彼だ


「会いたかった・・・・俺の愛しい半身

 ああ・・・・・なんて愛しい」

俺は口から違和感なくするすると言葉が出て来たのだ

そして夢と同じように頭をそっと撫でた

彼はそれを嬉しそうに瞳を細目ながら”クゥン・・・”と甘い声で鳴いた

俺は彼の口にそっと触れて口付ける

彼もお返しに俺にそっと口付けをする


彼が突然耳をピクピクと動かして周囲を警戒し始めた

そして彼は俺の服に噛みついてこっちだと言うように引っ張った

俺は彼の案内に従い境界線を飛び越えて未開の地へと足を踏み出した

それから境界線から少し離れた建物の中に入っていく

暫くすると何処からかフードが付いたコートを持ってきて俺の前に差し出す

「これを着ればいいのか?」

彼はゆっくりと顔を縦に振って頷いた

「わかった」

俺がフードをかぶり終わると建物を出て彼はまた歩きだす

そしてどれくらい歩いただろうか・・・・大きな門の前で止まると彼は門に向かって吠えた

すると門が開きその中に入っていく

中に入り奥の大きな扉を開けると・・・

彼のような獣や見たこともない生物が沢山いる

すると目の前で彼が吠えると


俺の前には肩まである漆黒の美しい髪に深紅の瞳を持った美しい男が立っていた

「俺はお前を待っていた・・・・俺の”アダム”」

彼が俺をぎゅっと抱き締めて肩に顔を埋めた

「・・・・・アダム?」

「そうだ。俺はお前の”イヴ”だ」

「そうだ。これからゆっくり説明してやる。まずは・・・・・・・わかってるだろ?」

彼がニヤリと妖艶な笑みを浮かべると俺の唇にキスをする

俺も唇が触れた途端に彼の首の後ろに手を回し

お互いに貪り合うように舌を絡めてキスをする

止まらない・・・・・お互いの何かを確かめ合うように何度も何度もキスをする

「ん・・・ふ・・っ・・・ぁ」

「ん・・・ンンっ・・・・はっ」

そしてキスが終わるとドクンッ!と心臓が脈うった

するとチリチリと焼けるような痛みが舌に走った

「・・・ッ・・・!」

それが収まって彼を見つめると

甘く蕩けるような笑みを浮かべて俺の頬を優しく撫でた

「これでお前は俺のもの・・・俺はお前のものだ」

「どういう・・・事?」

「お前なぁ・・・堂々といちゃいちゃすんなよな!羨ましい」

「ッ!え?どこから!?」

「ん?最初から居たぞ?俺・・・そこら辺飛んでたろ?」

「飛んでた・・・・???」

目の前に現れた第三者の男は俺の前で人から・・・・虫へ

ん?虫!?

「え?えええええええ!?虫?」

「ああ・・こいつはベルだ。昆虫の能力を持つイヴだ」

それから人に戻ると

「俺はベル。よろしくな」

「俺は・・・シュバルツ」

「シュバルツ・・白か。流石はお前の伴侶だな、ヴァイス」

俺は先程までキスをしていた相手である目の前の男を見た

「お前はヴァイスっていうのか・・・?・・・・・意味は黒」

「ああ・・・そうだ

 それよりもゆっくり話をしよう」

「話?」

「そうそう。あっ・・でもまずは母さんと兄さんに会わせてあげなくちゃな」

「そうだな」

俺はヴァイスにやさしく手を引かれてさらに奥に進むと

「ヴァイス・・おそい・・・・・ぞ」

ヴァイスよりも少しだけ大人な雰囲気を纏った男が俺を見て驚いている

ヴァイスは俺のフードをパサッと落とすと

「ッ!ヴァイス・・・お前見つけたんだな!」と嬉しそうに彼に抱きついた

「ああ・・それで兄さんと母さんに会わせたくて連れてきた」

「母さん!ヴァイスがアダムを連れて帰ってきたぞ!」

扉を勢いよく開けると男は中に入っていく

「俺達も行くぞ」

「うん」

中にゆっくりと進んでいくと小さな森があるガラス張りの部屋があり中に入った

中には漆黒の長い髪が綺麗で優しい笑みを浮かべた女性が居たのだ

彼女は俺を見て驚いた後ゆっくりと俺達の方に歩いてきたのだ

「ああ・・・・愛しい私の息子!良く私の所に帰って来てくれたわ」

彼女は俺をぎゅっと強く抱き締めると涙を流していた

俺もそんな彼女がとても暖かくて・・・懐かしくて・・・抱き締めた

「よかったな!母さん!」

「ええ!私がこの時をどんなに待ったか!

 それで・・・この子はヴァイスのアダムなのね?」

「そうだよ。母さん!彼が俺のアダムだ」

俺は疑問に思っていた事をぶつける

「その・・・アダムとか・・イヴってなんの事?」

「お前!知らないのか?」

「ああ・・・知らない」

「アダム因子なら知ってるけど・・・・」

「そうか。やはり下界のやつらは本当の事を知らないんだな」

「本当の事って?」

「それを今からお前に話してやる

 俺たちイヴとアダムの運命についてな」


俺はこの時に知ることになるのだ

俺を取り巻く偽りの世界とそれから恐ろしい事実を


さてさてどうなるのでしょうか?

次回をお楽しみに

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