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食料危機

文章を書き終わったのが五分前、投稿したのが一分前→結果誤字脱字があるかもしれないのですみません。


今回は少し短いです。

今何をしているかというと、まだ、森の中をウロウロして今います。いや、本来この森に入ったのだって食料探しのためだし途中で色々なことが起こったけどまだ、本当の目的は何も達成されてないのが現実だ。


「さて、色々考えないといけないことはたくさんある訳だが、まぁとりあえず腹を満たさないことには何も始まらないか…」


そう言いながらもいまだ成果は上がっていない。


ただひたすら散策をしているうちに、一つの妙案が浮かんだ。それは、先ほど倒したべヒモスが食えるのではないかという中々ぶっ飛んだ考えだった。地球で例えればトラやライオンを食おうとしているのと同じ事だ。

だが、今の仁には時間もなければ他に思いつく案も無い、日はもう沈みかけそれに、朝から何も食べていないので空腹も限界が近い。

あのべヒモスを食うと決めたそこからは早かった。


べヒモスが倒れているところに着いた(戦闘の痕がくっきりと残っているので迷うことはない)と思ったら、今度はいきなり上空に向かって飛翔ジャンプそして飛んでいる間に我が家(仮)を見つけ、着地したと同時にべヒモスを担いで家まで走る。この間約一分弱。

(もっと早く飛翔ジャンプして見つけていればべヒモスと戦うことはなかったのだが、食べることしか頭にない仁はそんな考えも起こらない。)


「さてと今はこいつをどうにかして食うえるようにしないと、」


家の横に食料べヒモスを置くと一旦家の中に入る。


「とりあえず食える状態までもっていかないとな、何かさばける物があればいいんだけど。」

そう思って、周りを見渡すが特にこれと言って役に立ちそうなものは無い。唯一あるものと言えば外に積まれた丸太ぐらいだ。


「しっかし本当に何もないな。まぁ普段人が住むことは皆無だからこんなものなんだろうな、」


てきとうなことだけを言って時間だけが過ぎていく。しょうがないので手でやることにした。

手順は簡単、べヒモスに手を突き立てて無理やり二つに千切る。こんなやり方は普通の人間には到底できない芸当なのだが、ステータスがおかしなことになっている仁には簡単にできてしまう。


「気は乗らないけど、やるしかないか…、良し!」

気合を入れ、掛け声とともに力を入れる。


「せぇーの!!」

『グチャァァァァ!!』そんな嫌な音とともにべヒモスの胴体が二つ分かれる。そのとき、血などが噴き出すと思って目を瞑っていた仁は、いつまで経っても飛び散る音がしないのを疑問に思い目を開ける。

そして、べヒモスの中から出ていたものはすでにこんがりいい感じに焼けた肉だった。


「なんで焼けた肉が…」

そこで思い出したのが先の戦いでのアーレスの攻撃。


「確か『黒煙』だったけか、あの攻撃でこんないい感じに焼けたのか?」


ほかに考えられる方法はない、


「まぁ気にしても仕方ないか…」


そう思いとりあえず肉にかぶりつく、すると…





「!?う、うめぇぇぇぇぇ!!!!この絶妙な塩加減といい、少し芳香性がある辛味スパイス!まさに黄金比!」


今日初めての食事ということもあり、感極まった仁は遂に涙すら流しそして思った、今まで食べていた肉は肉では無いと。そして、これが本来の肉としての姿なんだと。


満足した仁は、夜も更けてきたので自分が目覚めたハンモックに体を預け、そして深い眠りにつくのであった。







次の日、目が覚めるといつものベットということは無かった。

少し落ち込んだがウジウジしても始まらないので頭を切り替える。


「さてと、二日目なわけだが今日は何をするか、」


そこで情報源となる本を手に取り再び目を通していく、一通り読み終わるととりあえず外に出るそしてべヒモスの肉を引きちぎり朝ごはんなるものを取っていく。朝をとり終えると、ひとまず森の探索に出ることにした。何故か、それは昨日べヒモスを引きちぎったとこに関係する。


昨日の夜、べヒモスを引きちぎった時のことをよくよく思い出すと、なぜあんなに簡単に引きちぎれたのかという疑問が浮かんできた。そしてそれは自分のステータスのおかげではないかという結論にたどり着き、更に魔眼で見た時にべヒモスは最深部最弱、よって五層に分かれているこの森で四層より下に行けば自分でも太刀打ちできるのではという憶測から森の特に第四層の探索をすることを決めたのだ。



「さて本に書いてある通りなら、この辺から第四層の筈だけど、その辺の草でも鑑定してみるか。」

魔眼を発動させ色の違うエメラルド色の草に視線を向ける。


【激薬草】


「…」

もう驚かないというように、詳細を見ていく。


個体名 激薬草


ランク S


備考…使用した者に効果がありすぎるためその名がつけられた。この草のエキスを怪我をした者や病気をしたものに摂取させると途端に怪我や体調が回復する薬。主にハイエリクサーの原料として用いられる。

「絶界」の第四層に生息している植物。



「こんなものが普通に生えているこの場所は、周りとの常識が逸脱していることを改めて思い知らされるよ。」


だが、ここが第四層で間違いないようだ。

確認が取れると激薬草をポッケトにしまいながら、別の木の実や草を鑑定していく。そして、便利そうなもんがあったら、ポッケトにしまっていく。しばらく探索をしていると俺のスキル気配探知に何かが引っかかる。そちらの方向に向かって魔眼を発動させる。すると…







【魔人 グラディオ】(状態 瀕死)





と出た。








人の町に出るのいつになることやら…


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