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災いの予言

投稿が不定期で申し訳ないですm(_ _"m)


もう少し学校が落ち着いたら定期的に投稿するのでよろしくお願いします。


では本編どうぞ。


「グギャァアアアアアアア!!」


いたるところでゴブリンの悲鳴が上がる中、イザベラはこれまでにない焦りを感じていた。


「どうしたらいいのですか、、」

「イザベラ隊長、落ち着いてください指揮官が落ち着いてないと周りの士気が纏まりませんよ、」


そうイザベラを諭すのは、部隊が衝突する前にイザベラをだしにして部隊の士気をまとめた少女(成人)だ。


「ですが、戦闘が始まってからかれこれ6刻未だ奇襲部隊からの報告もなく、相手が衰えるそぶりもない、そしてこちらは疲労がピークに達しているんですよ?焦らずにはいられませんよ、、」


そんなイザベラの現実を突きつける言葉に少女(成人)の方も顔を曇らせる。

これと言っていい打開策がなく途方に暮れている二人の元へ、さらに追い打ちをかけるように一人の兵士がやってくる。


「報告します!ゴブリンロード、メイジ、ジェネラルの存在を確認しました。今回の個体は奇襲部隊が討伐に向かわれた個体とは別のようです。」


兵士がそこまで言うと、ただでさえ歪んでいた顔が絶望的な表情に変わる。隣にいる彼女もまたおんなじだ。

だが、兵士の言葉はそれだけでは終わらなかった。


「それともう一つ、敵別動隊の完全撃破を戻ってきた兵士により確認しました。エンペラー種も撃破されたようです。」


以上が現状報告ですと言って兵士はイザベラの顔を見る。


「それは本当なのですか、、?」


疑惑の目を向けながらイザベラは聞き返す。それもそうだ、先ほどグラディオともう一人仁とかいう者が自分たちの前に現れそして、グラディオの代わりに一人別動隊の討伐に行ってからまだ半刻もたっていないのだから。

それでも帰ってきた兵士の表情を見るとそれが本当のことだとわかる。


「にわかには信じられませんが、グラディオもああ言ってましたしきっとそうなのでしょう。」


未だこんな短時間でエンペラー種を倒したことに混乱を隠せないイザベラだが、そんなことを考えていてもいても状況は何一つ変わらないので思考を頭の隅に追いやる。


「この機会を逃すわけにはいきません、なので作戦を最終段階まで移行しようと思います、ですので皆さんはこれから出す指示時に従って動いてくださいお願いします!」


そうイザベラが言うと周りにいる者たちは再び緊張した顔つきで返事をした。





今はグラディオたちと離れ一人森の中にいる。


「なんか一人って久しぶりな気がする…」


特にこれと言って意味はないことつぶやきながら、相手の親玉のゴブリンキングを索敵する。

目に力を籠め魔眼を発動させ、それと同時に五感を研ぎ澄ませ探知スキルも重ね掛けする。

ざっと辺りを見渡してみたがこの周辺にはいないようだ。

しばらく森の中を歩きながら索敵をすると広い草原に出た、左の方にグルタス村にある教会の屋根の部分が見える、そうなるとこの先でやりあっているのは間違いなさそうだ。

早く助太刀に行くべく足に力を入れて駆け出そうとしようとしたとき頭の中に誰かの声が聞こえてくる。


『終焉と創生二つの力を持つものよ災いの時は近い心せよ…我は…こ、こま、で…』


声はそう言って聞こえなくなった、訳が分からずそのまま頭片隅に追いやる。

仁は今度神様たちに聞いてみようと思いながら戦場へ向かって走り出した。





「それでは皆さん行動をお願いします!」


イザベラが指示を出すとその場にいた者たちは己の役割を果たすために部屋を出ていく。

一人残ったイザベラは自分も戦場に出て戦うために武器と装備の最終チェックをしていた。


コンコン部屋の扉がたたかれると同時に声がかかる。


「イザベラは居るか?」


イザベラがはいと返事をするとドアを開けてグラディオが入ってくる。


「どうしたのですか?何か問題でも?」

「いや、ただの報告だ。もう聞いているかもしれんがエンペラー種の討伐完了だ。」

「そうですか本当なのですね、いまだに信じられませんよたった半刻でこの距離を移動しあのエンペラー種を打つなんて、でもこうしてグラディオ貴方が帰ってきたということはもうあちらは大丈夫なんですね。」


グラディオが頷くとイザベラはホッと胸をなでおろす、そして準備が整ったのかドアに手をかけグラディオと部屋を後にする。


「ではグラディオ私はこれから戦場に向かいます、あなたは早く妹さんを安全ところにへ連れて行ってください。」

「ああ、気を付けろよ。やばくなったら仁を頼れあいつなら何とかしてくれる。」

「わかりました。」


それではと言ってイザベラは仲間たちのところへ走り出す。


「よしミリア俺たちも行くぞ!」

「うん…にぃにについていく…」


そしてグラディオはミリアを非難させるべく避難先へ向かうのであった。



ピロンという音と共にゴブリンキング率いるゴブリンの軍勢が視界の先に映る。


「あそこか、早く行って終わらせないと…」


そうして足に力を籠め全力で走り出す、そして再び入った森を抜けゴブリンキングの目の前に出る。

いきなり現れた仁にゴブリンキングは反応できずズドン、顔面に化け物ステータスな仁の拳が炸裂する。


「ガァァァァァァ!!」


ゴブリンキングは悲鳴を上げながら吹き飛ぶ、だが今回は仁の方も力を制御しゴブリンキング自体も強いため一撃ではやられない。

そいて、すぐに立ち上がりさっきのお返しというようにゴブリンキングは手に持っている剣を掲げ仁に迫る。

だが、「絶界」で戦ってきた仁にとってゴブリンキングの攻撃はとてもゆっくり見えているため非情にもかすりもしない。

ゴブリンキングは剣がだめなら魔法ならと、剣を持っていない左の手に1メートルぐらいの炎の塊を作りその手を仁に向かってかざし、その火の玉を飛ばす。

仁はこの攻撃を逆手に取り炎の陰から身を出し一撃をお見舞いする。


「グガァァァァァァ!!」


やった手ごたえがなかった仁は次の一撃で仕留めるべく少し力を籠め目で追えない速度で肉薄する。

ゴブリンキングは今までに経験したことのないはやさで迫ってくる仁に対して完全に反応できない。

これで最後だというように仁はその拳を大きく振りかぶる、そして拳が振り下ろされ拳がゴブリンキングに当たる瞬間仁の視界の横から黒い球が飛んできた。


「なっ!?」


その黒い球をよけるために体をのけぞらせ顔すれすれのところでかわす、だがその一瞬の隙にゴブリンキングは体勢を立て直し後ろに飛び距離をとる。


「チッ!」


思わず舌打ちが漏れる、


そして黒い球が飛んできた方向に目を向けるとそこには全身を黒一色で彩られ、かぶっている帽子に手を当てながら歪に笑う男が立っていた。




























皆さん新生活はどうですか?自分は中々まだ馴染めずにいます。


ああ、、もう朝の通学通勤ラッシュ、ヤダ!!

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