VSゴブリンエンペラー
更新が安定しなくて本当にすみません。もう少し時間がたてば学校が安定するのでそうなったらまた毎日更新できそうなので何卒宜しくお願い致します。
では本編どうぞ。
ゴブリンエンペラーと対峙していた一同はいきなり現れるや自分たちが苦戦していたゴブリンエンペラーを殴って吹き飛ばしたりするこの男に唖然としていた。
「あんたら大丈夫か?」
その言葉でがたいのいい男が己に返り返事をする。
「ああ、、間一髪だったがけが人はいない。助かったすまない」
「それは良かった、結構ギリギリだったからな」
するとほかのメンバーも段々と回復してきたのか腰を上げこちらに歩いてくる。でもそんな中一人だけ未だ動けずにその場にへたり込んでしまっている女の人がいる。
メンバーの一人がその子の所に駆け寄り声をかけている、その子が回復するまではまだ時間がかかりそうだったので再びゴブリンエンペラーの襲撃に備える。
「あの魔物はまだ来る、安全なところに下がっててくれ、」
十分な距離を取ったことを確認すると再度魔物が吹き飛んだ方へ目を向ける。
魔眼が発動し視界に映る物の情報が入ってくる、そしてやはりあの魔物はまだ木々の向こう側にいるようだ。
十分に目を凝らしていると、木と木の間からこちらを見ている者の目が見えた。十中八九さっきの魔物だろう、そしてその横には黒い塊が浮かんでいる。
「やばい!」
横にずれるのと同時に先ほどまでいたところの地面が極端にえぐれている。
チッ!と舌打ちをしながら後ろにいる人たちに攻撃がいかないよう、大きく迂回しながら勢いよく魔物に迫る。
すると、隠れていた魔物も姿を現し手に握っている剣を大きく振ってくる。それを、軽くかわし目の前にいる魔物に肉薄する。そして、相手の顔面に全力をパンチをお見舞いする。
ズバァァァァァァァンッ!!
物凄い音とともに辺りの木が仁を中心に吹き飛び、砂煙が宙を舞った。
「ん?(汗)」
何が起こったのかわからずしばらく動きが止まる、砂煙が落ち着き視界が広がる。その広がった先に見えたのは戦っていた場所一帯が無くなり、見るも無残な形になった魔物の姿だった。
「(んんんんんんんんんんん~~~~~????)何が起こった?」
思わず変な声が出てしまった。ぞして、状況整理をしたが自分でいくら考えても考えは変わらなかった。
取りあえず敵は倒したので避難してもらっていた人たち元まで戻ることにした。
「無事か~?」
声をかけるも返事が返ってこない。本日二回目だ、目で無事を確認するとその足で近くに寄ろうとするが、全員の俺を見る目が完全に恐ろしものを見る目になっていたので一度足を止める。それでも、話さないことには先に進まないので近づこうとすると一番気の弱そうな女の人が怯えた様子で口を開く。
「こ、こないで…お願いですから、来ないでください、、いやぁ!!」
そんな彼女の言葉を皮切りに周りのメンバーもどんどん表情が険しくなっていく、しまいにはこちらに男の一人が剣を向けてくる始末だ。
助けたはいいけど流石にこれではどうしようもないと思い、今回はしょうがないのでその場を後にしようとすると、丁度そこへ小さい女の子を連れたグラディオが現れた。
「これまた派手にやったな、、イザベラがこっちの状況がやばいっていうから急いできたが万が一にもお前がいるんだから大丈夫だと思ったんだがな…こりゃあ、別の意味でやばいな、、」
ほかのメンバーの目も気にせず、その子と一緒にこちらに歩いてくる。
「グラディオさん離れてください!その人はっ!」
そんな声が周りからかかるとグラディオは何を言っているんだという顔をしてそのまま話を続ける、
「それで、これはどういう状況なんだ?」
「いやぁ~、早く倒そうと結構な力で殴ったらここ一帯が吹き飛んだ!すまんすまん、」
そういって右手を頭の後頭部にやりながらペコペコと頭を下げる仁、グラディオはあきれて何も言えなかった。
そんな中グラディオの服の裾を小っちゃく引っ張る姿がある。
「にぃに、、この人だぁれ?」
天使だ天使が降臨なされた、これこそまさに本当の天使というもの今まで天使と呼ばれてきたものはまやかしだ!
目はクリッとしている、髪はさらさらのシルバー、鼻、口はちんまりとそれでいて完璧な形を像しているそして極めつけはこの時点で完璧な顔のパーツが最後にその小さい顔に絶妙のバランスで収まっているところだ!
生きていてよかった、心からそう思える瞬間だった。
「仁紹介する、俺の妹のミリアだ、」
そういってからグラディオがミリアちゃんに挨拶をするように促すと、小さく頷いてからグラディオの後ろからひょっこりと顔だけを出し可愛い声でミリアですと言ってまたグラディオ陰に隠れてしまった。
怖がらせてしまったのだろうかと思い少し落ち込む。
そうして、仁がグラディオの妹に見とれていると不意に後ろのほうから天使を守ろうと五人の騎士が一斉に仁の前に立ちはだかる。
「グラディオなんでこんなところに妹さんを連れてきたんだ!」
騎士の一人がそう叫ぶとそれに追従して、違う騎士の男が叫ぶ。
「グラディオここは俺たちが食い止める!だから少しでも安全ところへ妹ちゃんを逃がせ!」
「グラディオさん早く!」
騎士五人はそれでも止まらない。
「ば、化け物さっさとかかってきやがれ!俺たちが相手だ!」
騎士たちは決死の覚悟を決めるが、
「グラディオ、説明頼む…」
仁はひどく疲れた様子でグラディオに助けを求めるのだった。
それから、グラディオの説明が終わり今はさっきと一遍変わって騎士全員が頭を下げている。
「申し訳ない。まさか人の形をした化け物ではなく、「絶界」でグラディオを救ってくれた恩人だったとはとんだ無礼を、本当に申し訳ない。」
変な目を向けているとグラディオが許してやってくれと言ってきたのでグラディオと主に天使に免じて大人しく引き下がる。
「さてこれからだが仁どうする?まだ敵の主力はピンピンしてるぞ。」
「とりあえず俺は向かうとして、グラディオお前はどうする?」
「俺も行ったほうがいいだろう、」
グラディオが俺についてくることを言おうとすると後ろに隠れていた天使が再びグラディオの裾を掴む。
「にぃに、、いかないで、、?」
首を傾げながら今にも泣きそうな顔でそう訴える天使…
「グラディオ……(こ、これは!!なんという破壊力!!グラディオお前はずっとその子に付いてやれ。)」
グラディオの肩に右手を置き意味ありげに深く頷く、その行動に何かを察したのかあちらも頷きそのまま別方向に向かって歩き出した。
「ちょっと、あなたたちどこ行くのよ!」
気の強そうな方の女が声をかけてくる。
「どこって、そんなのまだ戦ってる人たちを助けに行くにきまってるだろ!」
そんな言葉を吐き捨てて再び一人の化け物が戦場に向かうべく走り始める。
最後の方の文は学校の郊外研修の合間合間に書いてるので結構拙くなっていると思うので矛盾があったら教えてください。お願いします。