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真夜中のカウガール(ガールって歳じゃないんだけどね)

この、「あいうえおんな」って詩集が、当然、愛飢え女、であるとして。

今日のこの詩こそ、その最後の詩になるのかなと、今は思っている。


だから、今まで書いたことのない「おっ母さん」に対する呼びかけなんかがあったりもする。


むろん、詩の中では、暖かいお母さんなんだが、現実の作者であるところの「愛飢え女」の母親って、どうなんだろう、な?


ふと、そんなことを、考えてみました。

あ、ちなみに「愛飢え女」って、私のことじゃないのです。

作中作者みたいな、女の人がいて、その人のことです。

って、ノイローゼかっ!


あ、違う。

とにかく、本日の詩を、お読みくださいませ。


でわ。




ちなみに

結婚に憧れていた

ピーチネクターみたいな

トロットロッに甘ったるい

過去は封印するとする


ならば、


職場以外で出会った

さまざまな星々と

疑似恋愛みたいな言葉で

遊んだよ


真剣に考えて

おかしなことだって

真剣に考えなきゃ

それでも大丈夫なんだからと


寂しくても

寂しいといわなければいいだけだと

理屈にならない理屈をこねて

ニッコリ笑うテクニックだけは

身につけたよ


それで、よかったよ、私




お母さんに

会いたいなぁ、


会って、

なんにも心配しなくていいからって

言いたいなぁ

きっと、

ほーか、ほーか、

って、ちゃんと目を見て

うなずいてくれるはず、

なーんも、心配など、しちょらんけん

って。

顔にシワで心配してます、って書いて

さ。

でも、あったかい目で

見てくれて

さ。

お母さんに、会いたいなぁ。


もう、

疑似でもマジでも、

恋愛なんて、疲れたよ。

もう、

ほんとうに、

疲れてしまったんだよ。


真夜中、

アルコールにすがるように

一日を終えている


心に潤いを与えてくれるものは

なにもないかもしれない

そんな真夜中のひとりの女が

ふと、

なにもかも放り出して

暖かい南の島へ行ってしまいたいって

思ったって、

いいでしょ?

べつに。


もはや惰性の恋人と

しがらみだらけの仕事場と

狭く散らばったワンルームと

見栄と

虚実と

思惑に

ごっちゃ混ぜにさられたこの心

すべて、もうすべてを忘れてしまって


南の島へ、ね?


おもったって。


おっ母さん、

なぁ、もう、よかかねぇ?







お読みくださり、誠に有難うございます。

またお会いできる日を楽しみにしています。

でわ。


あっ?

またお会い?

なら、

ラストでは、ないわけね?


かなぁ?

もうよくわかりません。




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