愛に飢えてるラプソディー
愛に飢える、って
いわれてもわからない
『愛飢え』おんなって、
どういうこと?
わからないままに
こんなに絵を沢山描いている
かなりの悲しみを
その胸に沈めているおんな
そんな人はきっと
だれに対しても優しいと思う
ねーえ?
あなたのその物欲しげな目を閉じて
ちゃんともう一度考えてみて?
あなたの愛って、
飢えるものなの?
あなたの愛って、
足りないものなの?
その物欲しげな表情は
とても欲望に素直な
良い表情だと思う
ただ、そのとき吹く風がどこまで
あなたの心を慰めてくれるのか
どこまであなたの胸の奥の海を
癒してくれるのか
悲しみのノスタルジーの風が
いつもいつもゆっくりと
吹き続けてくれているから
あなたの
笑顔を描く優しい絵描きになりたいと
そんなにふざけているわけではなく
無理な注文でもないと思うので
あなたの
その寂しさをまぎらす笑顔を描くもので
ありたいと
ありたくないと
ありたいと
いつまでも希う誠の心がある最後の叫びとして
その少し激しい嵐が、
来ては、去って、
昇っては、堕ちる、
闇に魅入られた孤独な目を
こちらに向けて、大丈夫、って、こぼす
愛の結晶を噛み砕きたいのか?
愛の絵を描く優しい筆使いで
悪の結界にだけは
つまずかないようにゆるさをふりほどく
新しい世界のはじまりの
幕が開ける胸の高鳴りも
懸命に飲み干す感度を
あなた、もっているの、ねーえ?
そしてその宇宙を感じて
憎みきれないラプソディーとしての
楽曲のクオリティを求める旅に出る
アマリリスの花が咲くころに
すべて綺麗に均した言葉の響きが似てる
運命の声を聞き上げてくれる砂漠の中でも
けっこう簡単に信じることができる
ねーえ?
そこに、愛は、あるだろう?




