とあるポエマーの夢をわたくしは、いままで一度も見たことがない。
ポエムって、
夢みがち?
夢みがちって、ダメ?
ダメといっても、知らないよ。
詩人って、きっと、ポエマーじゃないよね?
だって、こんな詩を書いているのでは、
とても、そんな、綺麗なこころじゃいられない。
こんな、うすら汚れた詩は
ポエムとは呼べない気がするし、
それを書いて喜んでいる俺様も、
けっしてポエマーなんかじゃないんだろう。
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もうダメです、
そんなことないって、言ってるじゃないですか?
首をかしげて、うなずいたって、
そこに意味は無いんですからね。
あなたのその何気ない一言が、
わたくしに絶望を与えるんですよ、知ってます?
一体何のマニュアルですか、その迷信?
わたくしを、そんな女と思っているんですね?
マニュアル通りの女だと?
本当はどうか知らないのですけれど、
そういうところから1番遠いところに
あろうとして生きて行こうとしているのが、
わたくし、ですよ。
あなたには、べつに罪は無いでしょう?
あるわけないでしょう。
けれど、あなたの馬鹿さ加減に。
あの馬鹿さ加減は、ちょっとひどすぎでしょう?
あなたの馬鹿さ加減には、
もう、わたくし驚くよりほかなかったのですけれど。
あなたにも罪は無いのですけれど、
あなたのその愚かさが
罰を受ける十分な不快感を
わたくしに与えたとは
言えるでしょう?
あなたの罰は、わたくしを愛することですよ?
なにがあっても、わたくしを愛すること。
いいですか?ここが、重要ですから、良く聞いて
よーく理解して下さいね?
わたくしが、あなたを、愛することを
あなたが、嫌がらない、じゃないんですからね。
あなたが、わたくしを、理由はなくても
無条件で、愛します、ですからね?
冬を越せないじゃない?
わたくし、片思いで、ずっと、ずーっと、
あなただけ見つめて、
あなただけ、毎夜想い続けて、
想い続けて、いくとせ過ぎて、
あなた、わたくしをみてくれないこのままでは、
この寒い冬を、越せないと思われません?
この、心凍てつく『大大阪』の夜に、
ひとり裸で心寒くて、
震えていなきゃいけないじゃないですか?
眠ることさえできないじゃ、ないですか?
だから、あなたに、おすがりします。
あなたは、わたくしを、好きに、なりなさい。
なれないっておっしゃるのなら、
あなたのその愚かな言葉で傷ついたわたくしの気持ち
せめてさよならといわなければいけませんね?
悪いの、あなたですからね?
あなただけですからね?
なら、もう、忘れればいいでしょう?
わたくしの気持ち、あなたを好きな、その気持ち
忘れればいいだけなんですよね?
問題ないでしょう?なにも問題ないでしょう?
となりにいてくれて、
ありがとうございます、
さようなら。
今までどおり前を向いて、
お互い歩いていきましょう。
新しい年は、やって来ました。
わたくしも新生しますって、誓います。
誓うだけなら、カンタンですからね?
でも、わるいの、あなた、ですよ。
そこのところだけは、
足りないおつむと、
見せつけたい身体と、
考えなしの心に、
ちゃんと、
わるいのは、私ですって、
刻んで………
………おいて
ください………ね?
お願いをいたします。
なんでも好き勝手でやってちゃ、
もう、ダメなんですからね?




