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乙女の恋のゆくえって
いや、べつに、自分のこと、乙女って言ってるわけじゃないんですよ。
あくまで、詩のなかのはなしですから。
おこらないでね?
看板に偽りあっても。
ね?
じゃあ、本文、どうぞ、冷静に、ね?
いちどくらい
ふられたくらいで、泣いちゃ、ダメ
かわいく笑うの、女がすたるわ
散り急ぐ
乙女の恋の行方とは
春の嵐の夜のさまよい
休日も
磨いて、飾って、世界に向かう
ボサボサあたまで、よいとか、無いから
見た目いがい
「人の目」無視して気ままでいいけど
見た目や衣裳は「人の目」だいじね
変わりゆく
ジグザグ道を、精いっぱい
涙をぬぐって駆け出す春雷
鏡みて
女王狂わす、自己診断
きっと暗示のせいよ、きづいて
きのうまで
いちばん綺麗なあなたが急に
ダメにはならない、審美の眼なら
でもそれと
カレの好みは、別だしね、
いろんなフェチを、それでもゆるすわ
にどさんど
ふられたからって、だいじょぶ
いつか笑える夢みてあしたへ
偽りの看板掲げた(いい加減、しつこいっ!)詩を、お読みくださり、誠にありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしております。
でわ。




