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むかし夜道を歩いていた頃
月が照る
夜道に街灯 しろく照る
明るい零時に 向って歩こう
土色の
独りの顔が 恥じもせず
夜道 ネオンの 海を闊歩す
グラスの底
暗く湿った小人居り
ひからびた声 「ナ二ヲシテキタ?」
(誰だって
自分が一番かわいいもんサと
言い放った君 あのふたり 見よ)
あの子居り
あの子の為の 一生もよい
それで心の石が溶ければ………
夜道ゆく
狂った瞳を 隠さずに
おのが血を飲む 独りで大笑って
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けっこう、というか、遥かむかしの詩ですねえ。
これはもう、懐かしい以外なにもなく、おそらくまだ、お酒がらみなのが多いのは、アルコールがだいじょうぶだった頃にのヤツである証拠?




