また私から届いた
今や家族しか使わない私のLINE
ごくりと喉を鳴らしながら
LINEを開くと。
また、私の名前からだった。
そこには。
また動画が添付されていた。
ぶれまくった画面
そこには、
以前私が虐めの首謀者に、
殴る蹴るの暴行を受けていたときの画像だった。
妹にばれないようにそっと画面を消す
「友達?」
「うん、そうだよ」
と誤魔化しながら、また変なLINEが来ないように、私は妹の部屋を後にした。
夜も遅くなってきたのでスマホを触りながらうとうとする。
眠っているとまたアラームの音が鳴り響いた。
時刻を見ると午前二時四十三分。
私はまた微睡みの中に落ちていった。
朝が来なければいいのに、今日もまた朝が来てしまった。
いっその事さぼろうか……
そんなことをしたら学校から家に連絡が行くかもしれない。
今日も重たい脚取りで学校に向かう。
下駄箱で早速上靴がなかった、これぐらいなんてことはない。
職員用玄関に向かい、勝手に来客用スリッパを履く。
教室に入ると今日は誰も寄って来なかった、一息ついて椅子に座る。
あれから画鋲がないかは必ずチェックしている。
机の中に手を入れると、大量のごみが出てきた。
これも許容範囲だ。
ここで、きゃあ!とでもいえば犯人たちは喜ぶのだろうか。
馬鹿らしい。
昼の休憩時間がやってきた、お弁当を食べようと蓋を開けると、お弁当の上にたくさんの虫が乗っていた、毎朝母が一生懸命作ってくれているお弁当を、こんな風にされて怒りがふつふつと沸いてきた。
収まれ!収まれ!
と心の中で念じながら、頭の中を一段ずつ冷やしていく。
こんな大量の虫、どうやって集めたんだろうと考えたら、逆に笑えてきた。
思わず声をあげそうになったが、我慢した。
すると虐めっ子達がやってきて、
「お前虫食ってんの?きもっ!」
「あれ?食べないの?食べさせてあげようか?」
と虫の乗ったお弁当箱に顔を突っ込まされた、気持ち悪くて思わず吐いてしまう。
「汚ねぇ!何吐いてんだよ!自分で掃除しろよ!」
と言われ、床にぶち巻かれた吐瀉物に顔を捻じ込まれた。
もう何が何だかわからなくなって、また吐いた。
クラスの他の人たちは、
「汚い、お昼ご飯の時間に吐かないでよ!」等と言っている。
髪を引っ張られ、また床に押し付けられる、涙目になりながら必死で、
「許してください、すみませんすみません」と唱え続けた。
昼休憩が終わる少し前に開放された私は、急いでトイレに行き、顔を髪をできるだけ洗った。
雑巾を持って床の吐瀉物を処理し終わった頃、予鈴のチャイムが鳴った。
放課後は、いつも以上に急いで帰り、家に着いたら母への挨拶もそこそこに、すぐにお風呂に入った。
ばれないように制服は洗面所で手洗いして、部屋に干した。
部屋でぐったりとしていると、スマホの音が鳴り響いた。
「LINE一件」
また私が差出人だ。
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