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閑話VI:王立学院・腐の夜明け

わたしの名はエマ。

 王立学院在学の、ごく普通の少女。


 ——ただし、腐っている。


 そんなある日、図書室で寝落ちしたら、

 とんでもないものを目撃した。


「……セラフ……本当に、俺のことなんか放っておけ」


 声が聞こえて目を開けたら、


 セラフ伯爵がルカ先輩に

 壁ドンしてた。


(はい尊い!!!!)


「僕は君を評価している。

 無茶をするなと言っているんだよ」


「……別に、殿下ほど無茶は」


 ルカ先輩が目を逸らす。

 セラフ伯爵は距離を詰める。


「君も気づいているだろう?

 誰かを大切に思うということを」


(セラルカぁぁァァァ!!!)


「俺は……」


「ルカ」


 下の名前呼びが飛んだ。


(ヨビステ……シ ンダ……)


 薄暗い影の中、

 ふたりだけの世界。


「大事な人を守りたいのなら、

 自分を削りすぎないで」


「……セラフこそ」


 名前呼び返し!!

 これはもう婚姻届!!!!(※違う)


 ルカ先輩が一瞬だけ笑う。


「俺のことなんて……放っておけばいい」


「できるはずがないだろう、ルカ」


 ——その手が、

 ルカ先輩の頬髪をそっと触れた。


(ちょ、もうダメ、心臓が……近い近い近い近い!!!)


 そして。


「僕は君がいなければ——」


 そこまで言った時。


「ルカくん!セラフ伯爵!

 寮に戻りましょう!」


 ルカを探して駆け込んできた

 別の風紀委員が乱入しました。


(空気読んでぇぇ!!!!)


「ではまた。……良い夢を、ルカ」


 セラフ伯爵が去り、

 ルカ先輩は真っ赤な顔で耳を押さえていた。


(尊い……尊い……尊い……)


 その夜、わたしは日記を燃やした。

 燃やすほど尊かった。

読了ありがとうございます!✨


はい、セラルカは実質・半公式です(確信)

本人たちが気づいてないだけです(伝統)


なお腐女子は真実に一番早く辿り着く生き物です(真理)


次回は本編が修羅場なので、

今のうちに深呼吸しておいてください……!

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