死んだふりってなんやねん!
僕らは相性最強の!最強の相方だね!
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俺達は気球の船の上で夜を迎えた。
初めての異世界の夜。
一回空を見てみたくって船の端から空を眺めてみたらめっちゃ星が出てる!
『星!すげぇ!』
俺は手すりに乗ってよおらを見上げた。
「本当だね!今日は綺麗だ」
。。。。
俺が異世界初めての星空を眺めていると。
「ねぇ恐竜君!これじゃあ、気球が邪魔してしっかり星空が見えないからさ!」
『うん!』
「上に観に行こうよ!」
『上?気球の?いけるん?』
「ああいけるよ!」
『でも梯子とかない。や、、』
「さぁ!こっちだ」
そういうと女の子は船の外に飛び出した!
『お、おい!』
バシッと気球から垂れていたロープを掴んだ!
「さぁこっちだ!」
凄い、っていうか活発っていうか。
ユニークスキルのボケの躊躇ない行動ができるの影響がめっちゃ出てるわ。
『気をつけろよ、びっくりしたわ!』
「大丈夫だよ!さあ行こう!」
すっごい笑顔で目をキラキラさせて俺を呼ぶ女の子!
周りの星よりこの子の方がめっちゃ輝いてるわ。
うん、この子嫌いちゃうわ!
ぐいぐいと女の子はロープ一本で登っていく。
俺は翼をバサバサと羽ばたかせて飛び始めた!
気球の側面まで来たら足をついてロープを使いなが登っていく。
俺達はそうかからずに気球の上についた!
爪で気球を破らないように、そっと着地。
「こっちにおいでよ!恐竜君!」
女の子が俺を呼んでる!
トテトテとボワボワした気球の上を歩いて女の子の側へいくと。
俺も寝そべった。
そして二人で空を眺める。。
『めちゃくちゃ星きれーー!』
「今日は星はすごいね」
見上げる空は素晴らしくって。
俺が前いた世界では絶対見れない美しさやった。。
『これは、すごい、、』
俺は星空に見惚れた。。
。。。。
「すごい綺麗だ。。」
横で女の子も星空に見惚れてる。
俺は声を聞いて女の子の方を見ると。
俺の隣にもまた、信じられないくらい綺麗な景色があった。
月もない、やのに隣の女の子の横顔がぼんやり見える。
星あかりで見えてるんか。。
こんなん初めてや。
なんて綺麗で可愛い女の子なんや。
後ろの絶景の星空が女の子に神秘的な雰囲気を纏わせてる。。
『絶景すぎや』
「だね」
あ、やば念話が漏れてた。
念話の扱い難しいわ。。
俺はまた空の星空を見上げた。
散りばめられた星々はどれもキラキラ光っていて。
星の数が多すぎて天の川がどこにあるかわからへん。
赤とか青に星が光ってて、その綺麗な星空をバックに流れ星が何本も流れていく。
流れ星はキラキラと小さな流れ星を連れて行ってて。
幻想的。。
「綺麗すぎていつまでも入れるね」
『ほんまやなーー。俺の世界ではこの時間のことを何ていうか知ってる?』
「わからないな、なんだい?」
『幸せな時間っていうねん』
「あーーー!ほんとだね!幸せだ!」
『なぁ』「ねぇ」
。。。
『名前教えてや』「名前教えてよ」
『ははは!』「ははは!」
完全に会話が被ったw
双子か!www
『俺の名前、今はないねんけど、前はひろしやで』
「ひろしなんだ!不思議な名前だね!そうだ!今名前ないんだったら僕が付けてもいいかい?」
そこは元の名前のひろしから変えるんかい!?
まぁ、いいか!
『お、おう!いいよ!』
「じゃあねーー!ひろしのひをとってロッシなんてどうだい?」
『あーー。。ロッシか、、うん、ロッシ!かっこいいな!なんかイタリア人みたいや!』
「イタリアってなんだい?」
『ああ、まぁ俺の知ってる国の名前』
「へーそうなんだ!そうだ!僕の名前はね!フランチェスカ!フランチェスカ ソフィアだ!」
『なが!名前なっが!!』
「ん?そうかい?」
『じゃあ俺もニックネームつけたげるわ!』
「え!いいね!」
『フランチェスカだから、俺みたいに初めの文字をとってチェスカ!どう?』
「お!いいね!チェスカか!初めて言われたよ!じゃあ。。これからよろしくね!相方のロッシ!」
『おう!相方のチェスカ!』
「ロッシ君はこの世界の人かい?」
『え?どうやろ?』
「ははは!バレバレだよ!絶対違うよね!君はもしかして転生者なのかい?」
『ははは!まさかバレるとは!そうやねん!今日転生したっぽいねん!』
「実は僕もなんだよ!」
『え“!?まじでか!?』
「君の前世は人間族だろ?」
『そうやで!』
「じゃあここでクイズだ!」
いきなり!?
『おっけー!こい!」
「僕の前世はなんだと思う?」
『んーー。』
俺はチェスカをまじまじと見た。
「っふふふ」とチェスカも俺を見て笑った。
いや、可愛いって。
こんな綺麗な星空の下でこんな可愛い子が。。
異世界最高!!
俺は考えるふりしてしばらくチェスカを見つめててた。
「難しいかい?」
『あ、うん、そうやなー、難しいな、人間族?』
「ぶぶー僕は元々竜族!恐竜さ!」
『まじか!?ほんまに!?』
「ああ!ほんまにさ!」
『おお!じゃあ恐竜のこと色々教えてや!ってか、前世の事覚えてる?』
「もちろん!前世の事はしっかり覚えてるよ!」
『あーーー、だからか』
「何がだからなんだい?」
『いやチェスカのスキルさ恐竜の俺にぴったりのスキルやからさ!変やなって思っててんけど、納得したわ!』
「そうだね!で、ロッシの前世が人間だったから人間の僕むきのスキルを持ってったんだね!」
『そういうこと!』
「僕たちはそれぞれのあべこべのスキルを持ってる、それをスキル共有で共有してお互いのにぴったりのスキルを使える、で」
『で?』
「で僕らは相性最強の!最強の相方だね!」
『ははは!!ほんまにそれや!最強の相方や!!』
「もうぼくは君を手放さないよ!」
『はは!俺もや!』
『ああ、なぁチェスカ』
「ん?なんだい?」
『ボケとツッコミってチェスカ意味わかる?』
「いや、わからないな。。」
『んーーめっちゃ俺の転生前の世界の言葉やねん、相方って括り方も漫才そのものやし、なんか前の世界からインスパイアされてる気がするん。。』
「ロッシ、漫才とかインスパイアってなんだい?」
『あ、ん、まぁ俺の元いた世界の言葉やねん、チェスカは考えなくって大丈夫!』
「ああ、そうなのか!うんわかった」
『チェスカはなんでこの気球で飛んできたん?』
「ロッシ、これは気球なんかじゃない!飛空艇だ!」
『飛空艇?』
俺は辺りを見回した。
ガスの溜まった楕円の袋の下にブリキの船のような物がロープで吊るされてる。
『いや、これ気球やろ!』
「違う!飛空艇だ!」
。。。。
『だってエンジンとかないやん!』
「あったんだよでも今壊れてるんだ、壊れてるから雨がかからないようにこの床の下に収納してるんだよ!」
『そういうことか、ごめんごめん』
「いやいんだ、今現状は気球だ。。」
『チェシカははさ、なんで今こんなところにいるん?、ってかここどこなん?』
「ここは僕もどこかわからないな、ははは!そして僕は大切な人を探してここにいるんだ」
『大切な人を?いなくなったん?』
「ああ、飛空艇乗りでね、大きな嵐に巻き込まれてその人は船は行方不明になったんだ」
『あーー、そうなんや、ごめん、辛いことを』
「いや辛くなんかないよ!僕は生きていると信じているからね!きっとまた別の船でこの世界を飛び回っているんだ!」
『かもな!』
「で僕の船でその人をを見つけて船を作った話と冒険をした話をいーーーっぱいするんだ!」
『いいね!絶対できるわ!』
「見つけれたらロッシのことも紹介してもいいかい?」
『当たり前やんか!』
ガタン!
『え?なんや?』
「なんだろう?」
下の船の所から音がした。
『見にいくか?』
「そうだね!船が壊れても嫌だしね!」
『やな、まだ色々聞きたいことあったけど、それはまた後でやな!』
俺はバサっと飛び始めた!
「あ!待ってくれよ!ロッシ!」
俺はバサバサ飛んで、チェスカはボフンボフンとロープを持って降りていく!
『だれや!?』
俺はバッと下の船に飛び乗った!
ッピ!?
死んでたはずの鳶みたいな鳥が起き上がっていた!
クゥゥゥ!っと!
鳥のくせに鋭い歯を尖らせて威嚇してくる!
「ロッシなんだったんだい?」
『ああ、でかい鳥が生きてた!』
ビュン!ガブ!!!
チェスカに答えた隙をついて鳶みたいな鳥が俺の首筋に噛み付いた!
『ッガ。。』
やば!俺の三倍くらいある大きな鳶に咥えられて、やばい!
「ロッシ!」
ッバ!
「僕の相方になにをしてるんだ!この野郎!」
ガン!
チェスカが船に飛び乗ってきて、その勢いのままポケットの入っていたスパナで叩きつけた!
ギャウ!
鳶みたいな鳥は俺の首を離した!
『よし!』
俺は思いっきり尻尾を振って鳶みたいな鳥に叩きつけた!
バサバサ!!!
そして俺は飛び上がった!
ガン!
またチェスカがスパナで殴ってる!
俺はどんどん飛び上がる!
こんなもんでいいかな?
よし!行くぞ!
ビュン!
俺はまた落下し始めた!
ビュン!
ズドン!!
ギャウーー!
俺は思いっきり鳶みたいな鳥に突っ込んだ!
キュゥゥ。
バタン。
『よし!倒した!!』
「ロッシ君のつっこみはすごいな!」
『やろ!前世から俺はナイスツッコミの持ち主やで!』
「ははは!なんだいそれは!」
ーーーーーーーーーーー
Lv、1→Lv、2
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ピロンっと突然目の前に青い字でレベルアップの表記が出た!
『おお!やった!』
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スキル 尻尾攻撃習得
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やったスキルも習得した!
『やった!レベル上がってスキルもゲットしたわ!』
「ほんとかい!?すごいじゃないか!」
『尻尾攻撃か、鑑定してみよ!』
俺は初めてゲットしたスキルにワクワクや!
『なぁチェスカ!鑑定ってどうやたらいいん?』
「ああ、まずね鑑定したい物を見てそれから鑑定って言えばいいのさ!」
『わかった!』
今目の前に出てるこのウィンドウの尻尾攻撃を見ながら。。
『鑑定!尻尾攻撃!』
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尻尾攻撃Lv、1(尻尾による攻撃、尻尾のある者のみ使用可能)
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『そのままやな!でも使えるのは俺だけか』
「そうだね」
俺の後ろからチェスカもワクワクした顔で覗き込んでる。
可愛いやんか!
よし次は。
『チェスカ、この鳥ちゃんと死んでるか鑑定してみるわ!』
「ああわかった!」
俺は、この鳶みたいな鳥を見ながら。。
『鑑定!』
パッと大きな鳶のステータス画面が出てきた!
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【 名 前 】ビックカイト(死亡)
【 年 齢 】1歳
【 種 族 】鳥獣
【 職 業 】なし
【 レベル 】7
【 H P 】60/0
【 M P 】10/0
【 体 力 】20 /0
【 S P 】18
【 攻撃力 】27
【 防御力 】10
【 俊敏性 】47
【 魔 力 】12
【 スキル 】噛みつき 突撃 仮死
【 装 備 】なし
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どれどれ?
あーーー、ちゃんと死んでるわ。
ステータスは普通。
スキルは。。
噛みつき 突撃 仮死
「ロッシ!きっとこの仮死スキルで死んだふりしてんだね!」
『多分そうやな!』
「じゃあこの子で僕達のスキル使ってみないかい?」
『捕食とスティールな!俺も思ってってん、捕食で取ったスキルは共有スキルで共有できるんかとか試してみたい所やなーー』
「だね!僕がスティール、ロッシが捕食でスキル、ゲットしてみようよ!」
『やな!じゃあ先にチェスカがやりーや!俺が捕食で食べちゃったらスティールできひんし!』
「そうだね!じゃあ行くよ!」
チェスカは鳶みたいな鳥に触れた。
「スティール!」
フワッと触れているチェスカの手のひらが光った。
そして光は消えた。
「よし!ステータスオープン」
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【 名 前 】フランチェスカ ソフィア
【 年 齢 】15歳
【 種 族 】子供の人間族
【 職 業 】なし
【 レベル 】5
【 H P 】70/70
【 M P 】40/40
【 S P 】27
【 体 力 】100 /85
【 攻撃力 】5
【 防御力 】9
【 俊敏性 】7
【 魔 力 】5
【 スキル 】鑑定 捕食 突撃
【共有スキル】スティール 尻尾攻撃Lv、1
【ユニークスキル】ボケLv、1
【 装 備 】
スパナ ゴーグル 作業服
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「おお!ロッシ!突撃のスキルと共有スキルで尻尾攻撃が増えてるよ!」
『ほんまや!じゃあ俺も!ステータスオープン!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 名 前 】なし
【 年 齢 】4時間
【 種 族 】ベビープテラ
【 職 業 】転生した赤ちゃん恐竜
【 レベル 】2
【 H P 】110/80
【 M P 】35/30
【 S P 】11
【 体 力 】110/90
【 攻撃力 】10
【 防御力 】37
【 俊敏性 】22
【 魔 力 】9
【スキル】スティール 尻尾攻撃Lv、1
【 共有スキル 】捕食(共有)鑑定(共有)突撃(共有)
【ユニークスキル】つっこみLv、1
【 装 備 】なし
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『おおー!SPの数値増えた!いま敵を倒したからかな?このSPって多分スキルポイントの略やろ、これを溜めたらスキルをゲットできる的なやつよな、だいたい。で、次は。。お!突撃が共有スキルある!スティールで入手したスキルも共有できるんやな!最高やん!突撃かー、なぁ、チェスカ突撃ってどんなスキルか知ってる?』
「いや、僕はスキルとかあまり詳しくないからな、わからないよ」
『おっけー、じゃあ一回鑑定してみるわ』
「そうだね!」
『鑑定!』
突撃(自身の体ですごい勢いで突撃する、少し自身にもダメージが跳ね返ってくる)
『あかん、このスキル自傷スキルや、っていうかこのスキル使ったら武器も使えんくなるやん、持ってる武器あったら使わせろよ!』
「ほんとだ、だめだね、ロッシ、君にはつっこみの攻撃もあるしね」
「な、このスキル、チェスカは女の子やねんから絶対使うなよ」
「何を言ってるんだロッシ!僕はどんどん使うぞ!今の僕の一番の攻撃スキルだ!」
『アホか!あかん!』
「な、なんででよ、、」
『突撃スキル使ったらチェスカが傷つくんやで!そんなん絶対見たくないしさせへん!そうなるくらいやったら俺が戦ったる!』
。。。
「ロッシ、、君、かっこいいな」
『な!何言ってるねん!』
ボワっと身体が熱くなった。。
『俺は恐竜やのにかっこいいってなんでやねん。。」
「かっこいいよ!僕は元々恐竜だからさ!うん!君はかっこいい!」
可愛い顔を俺に近づけてニコッと笑った。
いやいやチェスカが可愛すぎて、あかんわ、これはあかん。
話変えよ。
『おけ!じゃあ俺次に捕食スキル使うわ!』
『あ、ああ、そうだね、やってみようよ!」
チェスカのニコニコの笑顔は止まることを知らない。
俺は俺より大きな鳶みたいな鳶の前に立った。
ぐぅーーー。。
俺のお腹がなった。
そういえば転生してから何も食べてないわ。
ってか捕食スキルってどうやったら発動するんやろ?
ただ食べたらいんかな?
ってかこのまま生で食べるとか結構ハードル高いんやけど。
せめて羽くらいは。
俺は小さな手で鳶の羽を一部むしった。
肌色の鳥肌が見える!
よし食うぞ。。
『捕食!』
ガブ!もしゃもしゃもしゃ。。
俺のこの歯めっちゃ切れる!
固そうな肉をいとも簡単に噛み切っやん!
恐竜すげ!!!
もしゃもしゃ。。
でも、肉全然美味しくない。。
血の味しかせん。。
『ステータスオープン!』
俺は自分のステータスを確認した。
。。。。
スキルの欄に新しいスキルはない。。
なんでやねん。。
『チェスカみて、俺スキルゲットできひんかったんやけど』
「あれ、ほんとだね?なぜだろう?」
『もう一回行ってみるわ!捕食!』
ガブ!
もしゃもしゃもしゃ。。
まず。。
『ステータスオープン!』
。。。
『やっぱスキルないやん、もう一回!捕食!』
ガブ!
もしゃもしゃもしゃ!
『ステータスオープン。。』
『スキルない!食べる量の問題か?捕食!』
ガブ!
もしゃもしゃもしゃ!
『ステータスオープン。。』
『うう、、まだスキルない、捕食!』
ガブ!
もしゃもしゃもしゃ!
『ステータスオープン。。』
『くっそ!まだスキルないやん、 なんでやねん、、捕食!』
ガブ!
もしゃもしゃもしゃ!
『ステータスオープン。。』
。。。。
『ないぃぃぃぃ!!!ない!一生スキルつかへん!なんやねん!」
。。。
『くそぅ。。』
「なぁロッシ!きっと食べる量ではなくって、一匹につき一回しか奪取系のスキルは使えないのだと思うぞ!」
『え“!?めっちゃ食べた後に言うやん!』
「あはははは!仕方ないだろ!量の可能性もあったと思うしな!」
『まぁそうやんな。そう仮定したら一個体に奪取スキルは一回、取れるスキルは一個ってことやな。。』
「そうだね!」
『仮死スキルは俺達二人とも欲しかったんやけどな』
「なんでだい?」
『いや、やばい時に使ったら逃げれるかもしれないやんか』
「確かにそうだね」
『この世界ってさ、魔法とかあったりするん?』
「ああ、あるよ!一般人の僕には関係のない世界だけどね」
『そうなん?』
「そうなんだよ、才能がないと魔法は使えない。魔力がってもね。生まれた時に水魔法とか火魔法を元々持っていてそれを磨くんだ、だけど僕にはそれがなかった、だからもう僕は魔法を使う事は出来ないんだ、世の中には生まれた時から2属性とか上位魔法とか持って生まれてきたりするらしいんだけど、それは家系が重要らしくって遺伝で引き継いだりするらしいよ」
『あーそういう事か、じゃあ次やねんけど、この世界にいるモンスターとかってのは魔法使うん?』
「ああ使うよ!レアなスキルを持った上位種や希少種とかもいるらしいよ」
『おおー!じゃあめっちゃいいやん!』
「え?どういうことだい?危ない奴がいるだろ、僕は魔法を使えないのにそんな奴にもし出くわしたら、、」
『ちゃうちゃう!チェスカ!俺らは奪取スキルで相手のスキルを奪い取れるんやで、もしこ鳶がさ風魔法使えたら。。』
「あ、、風魔法を奪い取れる?」
『そういうことちゃう!?』
「そ、そうだね!それいけそうだね!」
『やろ!ってことで!朝がきたらあの鳶いっぱい倒そうぜ!』
「だね!」
『死んだら意味ないから、防御系のスキルも取ろう!!』
「僕すっごいワクワクしてきたよ!!」
『俺もや!』
俺達は胸に中に楽しみを詰め込んで。
美しい夜空の下。
異世界で初めての眠りについた。