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転生させる神様ってアホばっかやな!



 俺はしばらくの間この美しい世界に目を奪われてた。



 ーーーーーー 伊勢 ひろし ーーーーーー



 俺はただただ真っ暗な世界にいた。


 何もない、なんの感覚もない。


 見ようとしても目の感覚がない。


 暴れようとしても手も足も感覚がない。


 ただ今の俺のこの状態。


 なんでやろ?


 心地悪い感じはしない。


 そんな不思議な感覚の中。


 ただ俺は真っ暗な川の様な流れのを流されてた。



 。。。



 うん。

 

 俺は多分死んでしまったんやと思う。


 このまま流されて俺はどうなるんやろ?


 輪廻転生とかするんかな?


 もしするなら広い世界を飛び回りたいなー。


 自由に楽しく!


 そんな旅するみたいな人生がいいなー!


 。。。


 ん?


 あれ?


 俺めっちゃ意識あるやん!

 

 死んだのに!


 え?

 なんで?


 死んだやんな?


 俺幽霊ってやつになったんかな?


 いやいや、でも、おかしいわ。

 

 俺、いつ死んでも後悔しないように毎日生きてきたし!


 俺は運動神経と動体視力がめっちゃ良かったから、どんな人よりも俺はなんでも上手くできた!

 勉強はめっちゃ嫌いやったけどw

 頭は悪くなかったと思う!


 そ!

 それを最大限活用してめっちゃ動き回ってた!

 海とか山とかなんでもやった!


 だから!

 俺の人生一片の悔いなし!!


 悔いなし!


 。。。


 うん!


 マジで悔いなし!


 やんな、、?


 。。。


 はぁ〜あ。。


 あ、ってか俺なんで死んだんやっけ。


 死んだからか記憶がなんか薄いわ。


 あ、そうや。

 運動神経がいい俺が死んだ理由。


 親友がさ。

 目の前で死にかけたんや。


 うん。

 そら、助けるよね!

 身を敷いて助けるよ!


 で、俺は死んだっと。。


 まぁ死に方も悔いの無い死に方やったわ。


 こっからまたなんか面白い事起こらへんかな?


 どっかの小説みたいな。。


 オモシロイタマシイガオルノウ。

 

 え?

 ん?

 誰?

 誰かの声が聞こえた。

 ってか俺聴覚はあるんか?


 ナンジャ?

 ワシノコエガキコエルノカ?

 

 はいはーい!

 聞こえるよー!


 ナント!

 マタメズラシイコトガ!


 これそんな珍しい事なん?


 ソウジャノ、スッゴイメズラシイノゥ。


 俺ってすごいってことか!?


 スゴイッテイウカノ。


 うん。


 オヌシノセカイデイウ、バグッテヤツジャナ。

 

 え?

 バグ?

 俺ってバグなん?


 ハハハハ!

 ザンネンナガラソウジャ。

 

 はははは、ちゃうわ!


 オ、ソウジャ!

 イイコトヲオモイツイタワイ!


 うわ、めっちゃ嫌な予感。。


 オヌシ!

 

 いや大丈夫!

 

 ナンジャキュウニ!


 今俺に何か頼み事しようとしてたやろ?


 ギクッ!

 ア。

 イ、イヤ、ソンナコトハナイワイ。


 ははは!

 めっちゃ動揺するやん!

 ギクッとか自分で言ってるの初めて聞いたわ。


 アハハハ。


 はははは。


 ウム、オヌシナカナカ、アタマモマワルヨウジャノ。


 いや、今のは誰でもわかるやろ。


 マァヨイワ。

 トニカクイッタン。。


 ん?

 何がいったん??


 ッシュ!

 あ!

 今、流れ星が流れた!

 

 ッシュッシュ!

 あ!

 また流れた!


 シャシャシャシュワァ!! 


 いやめっちゃ星流れるやん!

 何これ??

 

 ってか俺、視力もあったんやな!


 俺はしばらく流れる星々を眺めた。


 すると流れる星達のスピードが落ちてきた。


 そしてピタッと世界は止まった。


 止まった世界はすごい世界だった。


 まるで星空の中に俺が浮いてるみたいだ。

 

 目の前に天の川がはっきり見える。

 上から俺の目の前を経由してさらに俺の足元まで信じられない長さで繋がってる。


 綺麗な世界や。。

 

 赤や青の星雲がいくつも宇宙のような世界を色づけてる。

 星々もキラキラ光って俺に語りかけてるみたいやし。。


 なんて美しくって、雄大な景色なんや。。


 俺はしばらくの間この美しい世界に目を奪われてた。


 

 ウツクシイセカイジャロ?


 ん?

 ああ、めちゃくちゃ綺麗な世界やな。。


 ソレデオヌシ。


 うん?

 なんか、また頼み事でもしようとしてるな。


 モシツギウマレカワルトシタラ。


 あ、俺やっぱ生まれ変わるんか。

 やっぱり輪廻転生ってやつなんや。

 ほんまにあるんやなー。


 ナニカキボウトカアルノカノ?


 希望?

 そんなん聞いてくれるんや?


 んーーーー。

 最高に楽しい人生にしたいな!

 冒険!

 みたいな!


 ッハッハッハ!

 ボウケンッテオヌシ、アホジャノウ!

 チュウニビョウジャノ!


 あはは!

 うるさい!アホちゃうわ!

 厨二病でもないしな!

 

 ッハッハッハ!

 ソノアカルサモヨイノウ!


 ありがとうな!


 ヨイノ!

 デハイロイロサービスシトクカラノ!


 サービス?


 クルイカケテオル、セカイヲタノンダゾ!


 え?

 どう言うこと?


 ジャアノ!


 フワッ!

 え?


 急に落ちた!


 この宇宙みたいな世界で俺は落ちていく!


 ってか!

 あいつ俺の許可も取らずになんか押し付けた!

 狂いかけてる世界を頼んだとか言ってた!


 どう言うことやんねーーーん!


 俺は星空の中落ちていった。


 足元には青と白の星が見える。


 ってかどんどん近づいてる!!


 めっちゃ俺の落ちるスピード速い!!


 こんなん俺でも星にぶつかって死ぬって!!


 やばいやばい!!


 ぶつかる!!


 もう!

 目の前全部青と白の星や!

 

 ボフン!


 俺は青と白の星へ飛び込んだ!



 こうして俺の二番目の人生?が始まった。





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