俺達凄すぎやろ!
ーーーーーー ロッシ ーーーーーー
『はぁーーー』
。。。
『はぁ。。。』
「どうしたんだい?ロッシ?ため息んばっかりついて」
『どうしたって。。。』
。。。。
『あんだけ回復できる仲間探したのに、全員話なんて聞きもしんし、逆に冒険者
?って笑われる始末。。』
「僕たちってそんなに弱そうなのかな。。」
シュンっとチェスカが小さくなった。
『いや、チェ』
「あはははは!なーーーんて!気にしてても始まらないよロッシ!」
『何やねんその一瞬落ち込むフェイクは!切り替え早すぎやろ!』
「あははは!だね!」
『何がだねや』
でもなんか元気出たわ。
「僕はそれよりこれから雲山ででのレベル上げが楽しみだよ!」
『まぁな!俺は飛行船見つけてまた空の旅に出るのが楽しみや!』
「だね!!!」
『ダンジョンもなーー!!』
「そうだ!ダンジョン!」
ッザ!
俺達は立ち止まった。
この先からは真っ白な木雲が立ち並んで斜度があって山が始まってる。
青い空を背景に少しなだらかな入道雲の様な山が威風堂々と聳えていた。
目の前に生える木雲の森にいろいろな生物が隠れ住んでるそうや。。
とりあえず俺達の目的はレベル上げしながら飛空挺探しや!
「行くよロッシ!」
『ああ行こう!!』
ッザ!とチェスカは俺を肩に乗せて雲山へ踏み込んだ。。
。。。。
シーンっと音ない雲やま。
雲だからか音がない。。
森で聞こえる葉っぱの音や川のせせらぎの音も何もない。
その静かな雲山をルンルンと歌いながらチェスカが進んでいく。
『なぁ静かにせんといきなりモンスターに襲われるんちゃう?』
「そうなのかい?」
クイ?
「あ。何かいるよ」
俺達の進む前に足の長い体がまんまるの鳥?がいた。。
『クイナかなあれ』
「ロッシ、クイナってなんだい?」
『クイナって俺のいた世界の鳥で飛べへん鳥やねん、結構無害なやつやねんけど』
「じゃああの子は?」
『んーーー、鑑定!』
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【 名 前 】ビッグクイナ
【 年 齢 】1歳
【 種 族 】鳥族
【 レベル 】5
【 H P 】70/70
【 M P 】40/40
【 S P 】2
【 体 力 】47 /47
【 攻撃力 】5
【 防御力 】7
【 俊敏性 】29
【 魔 力 】5
【 スキル 】つつくLv、1 高速歩行Lv、1
【 装 備 】なし
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『うーーんあの子めっちゃ弱いわ。。』
なんかキラキラした目でビックカイトが俺たちを見てる。。
ドドドドドドド!
『あかんかんあかんあかんあかん!!!!」
「うわーーーーーーーー!!!」
俺達は真っ白な芋虫に追いかけられていた。。
『風爪斬撃!』
俺は振り返りながら覚えたばっかりのスキルをうった!
バフン。
飛んでいった俺の風爪斬撃はつぶらな目をした白芋虫には通じなかった。。
『なんでやねーーーーーん!』
「ロッシあそこに逃げ込もう!!!」
雲の茂みに俺達はバフンと飛び込んだ!
むいむいむいむいむいむい?
めちゃくちゃ大きい白い芋虫は俺達の横を過ぎ去っていった。
「くそーー、、転生前の体ならあんなモンスター簡単に倒せるのに。。」
『やな、恐竜やたんやもんな。』
「ロッシ。。一回あいつ鑑定してみようよ。。」
『せやな、、鑑定。。』
「鑑定。。」
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【 名 前 】なし
【 年 齢 】一歳
【 種 族 】ヒュージキャタピラー
【 職 業 】なし
【 レベル 】14
【 H P 】580/580
【 M P 】49/49
【 S P 】32
【 体 力 】1290/1220
【 攻撃力 】23
【 防御力 】26
【 俊敏性 】28
【スキル】噛みつきLv、5 大食いLv、9 穴掘りLv、8
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『これは案外戦えるんちゃう?』
「ははは!大きさでびっくりしちゃったけどね!」