エルザとアタランテに
かつては地球であったが今は、ミュータントと呼ばれる超能力者で溢れていて同じモーロックスという、外見が動物みたいな種族で別れていたためそれで争いが生じてしまったのであったが今は偽りだけれども戦争は終わり平和に向かっている。
エルザはミュータントだが、隊長という位が高い職種について不眠不休に等しい労働で働いている。
それはアタランテという恋人のために始めたのであったのかもしれない、エルザにも元々は付き合っていた者もいたが今はアタランテで十分だと思っていた。
彼らが暮らす都市は数千メートルの高層ビルや下には下層界と呼ばれていて、モーロックが暮らしていた。
アタランテは元々はミストラルというエルザとともに戦っていた親友でもあって恋人でもあったのだ。
共に二十代という仲であって、スタイルもかなりいけていたから二人を恋人目当てに来た男性も女性も少なくはなかった。
ミストラルはよくアタランテみたいなモーロックに首輪をつけて飼い慣らしていたからエルザはそれが許せなくてミストラルのところから離れていったのであった。
その時飼い慣らされていた猫耳姿のアタランテを拾ってミストラルのところを去ったのであった。
「お前は私が守ってやるからな。」
と言ったが、最初はエルザのことが信頼できずにいていつもエルザの事を攻撃していったが、次第にエルザも自分が甘かったのかと言うばかりか申し訳ないと思ったのであった。
「私が、甘かった許してくれアタランテ。」
「だけど、それでもお前と暮らしていきたい、私が甘かったんだ許してくれ。」
とアタランテはエルザが本当に思っていたんだと知ると涙を拭いて一緒に寝たのであった。
これがミュータントとモーロックの架け橋になることはこのときは思わなかったのであった。
エルザもアタランテのためにどんどん仕事をこなしてきたが、アタランテはただ見守ることしかいなかった自分が許せないでいたのであった。
「だけど、私は見守ることしかできないからそれで構わないと思う。」