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90「ダンジョンマスター優雅な一日」

2018/8/2 3:00

中途半端なバージョンを修正。

すみません。。。

 ここはダンジョンマスターの為に作られた休憩所。

 これまでは殺風景な白い部屋であったが、共同運営者の趣味で緑あふれる空間になっていた。

 今これがダンジョンマスターにとって癒しの空間となっている。 

 そこに今亜神が2柱。悪魔ちゃんとダンジョンマスターである。

 知っての通りタヌキチが起こした超級モンスター事件では情報を意図的に隠したとして、ダンジョンマスター(被害者)と悪魔ちゃん(加害者)の立場にあった。その為ダンジョンマスター(被害者)は腕組をして終止不機嫌である。一方、悪魔ちゃん(加害者)どこか居心地悪そうにしている。


「……色々ごめんね……」

「何に謝っているんかしら……」

 冷たく言い放たられるダンジョンマスター(被害者)の言葉。

 苦笑いと冷や汗を顔に張り付ける悪魔ちゃん(加害者)。

 そこでふぅと悪魔ちゃん(加害者)は息を吐き出す。


「いや、ちょっと興味ありそうだったから~、ちょっとひっかけてみたけど~……。あんたが狙ってたなんて知らなかったのよ(てへぺろ)」

「……ほう」

 ダンジョンマスター(被害者)は腕を組み、ボキボキと首を鳴らす。


「……いやほら(あせあせ)、あっさり他の女に靡くなんて結局未来のない奴だよ」

「下級神試験をあと百年でパスしそうなエリートですが」

 沈黙。


「……でもでも(あせあせ)、あんたの功績狙いのハイエナかもしれなかったわけじゃん♪」

「2年前に光の神復活の際に地上支援してた功績者ですが?」

 沈黙。


「で、どうだったの?」

「……めっちゃいい男でした」

 自分で聞いておいて舌打ちをするダンジョンマスターとノロケようとする悪魔ちゃん。


 この世界での神々とソレに準ずる者達は世界の管理者である。

 過去、知的生命体である人間が現れるまで神々はこの異常地点を管理するただのシステムであった。

 只々生み出したものに従いこの地点を管理して居た。

 やがて遥かな年月を経て偶然、奇跡的な確率で異常地点に星ができあがる。

 更にどこから現れたのか生物が誕生した。

 ここで生物というそれまでよりもはるかに大きな情報を持つものを管理しなければならなくなった神々はそれぞれの可能性を権能とし、やがて職責とした。

 そしてやがて知的生命体である人間が現れ、情報は飛躍的に増えていった。

 感情という1つではない主観を持ち、感受性という柔軟な受信機を明確にもつ。非常に難儀な生物である。これらを含めて管理するのに神々は人の形をとり、感情を理解するために自らの感性を変化させた。

 ここに神話などでみかける神々の姿が誕生した。

 誕生した神々はまず【新たな】世界を作った。

 只々エネルギーに変換して還流していた【可能性の世界】の中から1万個に1個の【特殊な可能性の世界】を生かすため、他の9999個の【可能性の世界】を構成するエネルギーに変換し、【特殊な可能性の世界】をより可能性を作り出す世界へと作り変える。世界の可能性を増やすための施策である。

 当初神々は自信満々であった。だが直ぐに権能の可能性爆発に見舞われる。

 ある者は『自分たちが蒔いた種である、刈り取る(世界を滅ぼす)のは作成者の責任である』と唱え始める。実際に業務に耐えきれなくなり数十の世界をあるべき姿に戻していた。

 しかし、ここで画期的なアイディアを唱える者がいた『足りないのであれば作れば良い』、と。

 衝撃である。

 考えもしなかった事だが刈り取るのが惜しかった者達の支持で計画が開始された。

 そこで20の種族が生まれ、刈り取る予定の世界にばらまかれた。

 結果として、何もしなかったオリジナル(地球)から神が生まれる。

 といってもなりかけの神、そう亜神である。ここで可能性がまた一つ生まれた。

 神々は各々権能に合わせた種族を作りオリジナル(地球)以外の世界で住まわせた。

 多種族が同じ世界に住み、とある世界では魔法を、とある世界では科学を、とある世界では超常の力を学ばせ可能性を見た。

 そして色々な亜神が誕生した。

 例えば善と悪。悪だけの世界は成立せず、また善だけの世界もまた成立しない。

 見方によっては善が悪となり、悪が善となる。そんな権能を持つ2柱の神が力を合わせて作り上げて双子の種族、天使と悪魔である。

 このように色々な神が種族を作りそして昇華した種族は種族ごと亜神となった。

 そして神が管理すべき一端を担い始めたのであった。

 そうダンジョンマスターであったり、神殿管轄官である悪魔ちゃんであったりである。


 亜神には寿命がある。神々の様に物理事象から外れた存在ではない。

 数十万という年月を生きる亜神だがそこには確かに死がある。

 その為彼らは子孫を残す、より神に近付ける子を成すために、精神生命体として高度な生物となるために。



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アームさん
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