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第××話
「やっとここまで来たなっ!ミヤビ…‼︎」
呼ぶと彼女は笑った。
「まぁな。でも、クリアしても君の言う『地球』に行けるか保証はないぜ」
まぁ、その通りなんだよな。あいつを倒せても帰れないかもしれない。第一倒せるかさえわからないんだ。
でも…。
「この世界で、ミヤビと出会えたこと嬉しかったぜ」
「なっ…///わ、私も…/////」
少しミヤビが頬を染めてるのを見て、俺も今更ながら自分の言ったことが恥ずかしく思えた。きゃー恥ずかしー‼︎……。余計に恥ずかしくなった。
「こらー!2人ともいちゃるなー!倒しに行くんだぞー⁉︎」
「わ、わかってる!いちゃってない!あーもー、行くぞ!」
ミヤビと仲間が会話をしているのを見るのもこれが最後だろう。今、この瞬間を目に焼き付けて。
「さぁ、みんないくぞ‼︎」
「「「おー!」」」
俺たちは最後の冒険に出た。