第一章
2025年、わたしは今感情のない世界にいる!!
2024年 恋愛法案が可決された。
恋愛法案を取り締まる私たち人間管理職とは、20~35歳まで一度も納税をせず定職に就かないものの中から
国の偉い人に選別される。
また…選出されたものは一切の拒否権を持つことができない!!
拒否でもするものなら、新たなる法律改正に伴い、人間繁殖専用の街に強制的に留置される。
恋愛法第一条
恋愛の定義は国家資格をもつ選び抜かれた人間管理職8人による恋愛的価値観ですべてが決まり
その法を覆すことは皆無である。
1恋愛証明賞の発行は地方自治体、役所等に手続を行わなくてはならない。
2性行為は携帯電話のGPSをoffにすると自動的に国家機密GPSが発動して居場所や行動をすべて
その地方自治体の管理における恋愛取り締まり課によって監視される。
3恋人以外の接吻行為は口からのウイルスにより恋愛証明書また恋人証明書を持たないものに限り刑法の傷害罪または暴行罪として刑に処す。
これは2014ねんから2025年に起きた不思議なできごとである。
2014年
僕は23歳…
名前は一条理人
おとめ座のB型
仕事はホストクラブのナンバーワンである。
もちろん、その街で俺の名前をしらない夜の関係者は少ないくらいの有名人である
しかし…その裏には隠されたもう一つの自分がいる。
2014夏…
俺はいつものように仕事が終わり酒に酔った状態ですぐさま帰宅して眠りについた。
ピンポンのチャイムが俺の頭の中をよぎる…。
鳴りやまないチャイムに起きた俺は寝ぐせと二日酔いの酒臭さに若干ひきながら
玄関まで足を進める。
もちろん、ドアののぞき穴をのぞくがドアスコープは指で塞がれている!!
きっと店の連中のいたずらだと思いドアを開ける。
「「 ドン !! 」」
頭を殴られたのだろう!!
ぼくは気を失った。