表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

エッセイ

ごはん炊くのめんどくさいな……。よし、今夜はそうめんにしよう!

『ごはん、炊かなきゃ……』

 そう思いはじめて、早2時間。


 お風呂の掃除して、洗濯物取り込んで、片付けして──やること多すぎるのに、ずっとダラダラ寝転んでスマホゲームをしていた。


 ごはんはセットしてから1時間かかる。

 まずはごはんを炊いて、それから他のこともしなきゃ。

 早炊きでもいいけど、ただでさえ備蓄米、おいしくないのに……。

 あぁ、そういえばお米、そろそろなくなりそうだったっけ……。

 鶏のからあげは山ほどある。キャベツもある。あとはごはん……



 あっ。



 そうめんがあったやん!



 そうだそうだ。

 そうめんはごはんの代わりになる!


 

 そうめんといっても人によるだろう。

 昔、大阪に住んでた頃は、そうめんは具だくさんの冷やし中華みたいな料理だった。

 故郷の山陰では、というかうちだけかもしれないが、そうめんといえば麺とつゆ、あとはわさびだけ、そして必ず焼鳥を添えて食べるものだった。


 私はからあげとそうめんはめっちゃ合うと思っている。同意はいらない、勝手にそう思っている。


 買い置きしてあるのは一番級に安いボロそうめんだ。

 悪くいえば雑巾みたい、良くいえば備蓄米みたいな食感のしろものだ。だからおかずにからあげはもってこいだ。



 そうめんほどものによって違うものを他に知らない。


 父は三輪そうめん信者だ。

 ゆえに家では必ず三輪そうめん+焼き鳥だった。


 一人暮らしをしはじめて、神戸や姫路にいた時は播州揖保乃糸をいつも食べていた。福崎町のもちむぎ(そうめんちゃうけど)も1回だけ食って、今でも恋焦がれている。


 お金がなくなりはじめて、岡山の鴨方そうめんを買うようになった。まぁまぁうまかった。


 激安そうめんを買うようになったのは、8年前ぐらいからだ。

 貧乏になったので、とにかく安いものを買うようになったのだ。


 そういうそうめんばかり食っていて、ある日久々に揖保乃糸を買った。4束300円ぐらいのを。

 つるつるとお上品な食感──

 細いのに絡まない、絹のような食べ物だったんだな。

 うんうん。全然違う。

 でも私は6束100円ぐらいのやつでいい。

 コシがなく、ぷっつんぷっつん切れるしもつれる、雑巾みたいな味と食感のやつでいい。

 茹で時間なんて計らない。

 ちっちゃい鍋で、差し水とかもしない。テキトーだ。

 なぜなら自分で食べるものだからだ。

 そして何より、メインは鶏のからあげと、そして──


 おちゃけなのだー!



 ところでいつか真面目に作りたくなった時のために知っておきたいのだが、差し水はしたほうがいいのか、それとも火力の調節で吹きこぼれないように茹でたらいいのか──


 わからないので、これだけ知っておきたい。




 夏真っ盛りだ。

 外を歩いていたら倒れそうになった。

 こんな日でも食欲の衰えない私は、熱いものでも余裕で美味しがれる。夏といえばやはりカレーだ。


 考えてみたら私、冷たい麺類って好きじゃない。

 冷やし中華はまず食べないし、パスタやうどんも熱いのが好き。


 そうめんと和蕎麦だけだ、好きなのは。


 おかずになるものも、冷たくていいのは冷ややっこともずくぐらいだ。


 しかし、それらの中で、夏に食べると決まってるのは、そうめんだけだ。

 それ以外の季節に麻婆そうめんにしたりすることはあるので、夏を過ぎて余っていても余裕で使い切れるのだが──



 夏!


 といえば、そうめん!



 不思議だ。

 そんなこと決まってないはずなのに。



 それとも決まってることなのか!?Σ( •̀ㅁ•́;)






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
そうめん。 暑くて食欲が落ちた時に作ります。 実は昨日。 ソーメンを茹でました。 冷たいソーメン、おいしいですね。
夏はそうめん……わかる! 流しそうめんとかも楽しいです! 私は差し水はしません。吹きこぼれそうになったら火を弱めるようにしてます。
夏と言えば「ひやむぎ」一択である。 なんかこー……色が違うのが含まれてて、氷と一緒にフルーツ(缶詰の奴)が盛られていて、デザートか食事か分からないけど、涼しく頂ける。 父が介護が必要になって、しかも…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ