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婚約破棄された私ののんびりできない国造り  作者: 青。
死の森

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9/70

9話

私は今、死の森(デス・フォレスト)に入っている。

私たちを案内してくれているのはボロを身にまとった青年だった。


元の顔立ちは整っているのだろうが、ボロボロの服装と、栄養不足による痩せすぎの影響でだいぶざんねんに見える。

そして、それと同じくらい特徴的なのが緑の髪と綺麗な緑の瞳だ。

髪の色はだいぶくすんでいるが、瞳の色はすごくきれいな色であった。


まあ、それはいいであろう。

問題は、私の妹と父親、あと使用人たちがとてつもなく警戒していることなのだ。


その二人と使用人は、すごく緊迫した表情をしているのである。


しかし、家族の中でもお母様は違った。

前にも話した通り私のお母様は古代に関してや、古代の文献に精通しているからこそ、何がどうなっているのか分かっているらしい。

めっちゃウキウキして、スキップしながら鼻歌を歌うレベルである。


それが二人に伝わればまだいいのだが、二人は前を歩きながらずっと緊張しているので、全然気がついてくれない。

え?私はどうなんだって?


私はどちらかっていうと、事情を知っている側だよ。

でも、ウキウキしてスキップは流石にしないかな。


さてさて、そうこうしているうちに目的地に着いたらしい。


目的地というのは、素晴らしい宮殿!!



ではなく、みすぼらしい一つの集落だ。

みすぼらしいって言い方はかなりアレだと思うのだが、実際のところボロボロでみすぼらしいのでしょうがない。


しかし、ちょっとでも魔法の心得がある者であればこの集落の異常性に気がつくはずだ。


ここには、自然エネルギーが溢れているからだ。


だからこそ、自然に対しての感謝と礼儀を忘れずにいることによって、自然エネルギーの扱いが上手くなっていくという考えのもとで育っていったのがリデルリン王国が統治している領域の考え方だ。



一方、帝国が支配している地域は、魔法に対しての考え方は全く異なる。


帝国にはもともと、死の森(デス・フォレスト)に対してや、自然エネルギーに対しての恐れが全くない。


その理由としては至極単純。

死の森(デス・フォレスト)と関わりがあまりなかったからだ。


帝国はもともと、領土の拡大に対してあまり積極的ではなかった。

いや、その言い方は語弊があるな。

王国方面や聖ヨゴ方面に進出していなかった。


それはもちろん、死の森(デス・フォレスト)の影響が大きくなっていると思う。というか、そうでないと困る。

王国方面に進出するようになり、死の森(デス・フォレスト)に接するようになったのはつい最近のことだ。


まあ要するに、怖い物知らずなのである。

王国の人間は魔力を、自然から与えられた宝物として大切にしているため、魔力を使うことを嫌う文化があるのだが、帝国の人間にとって魔力は燃料の一つだ。


つまり、使うことに抵抗がないため、王国の人間が使うべきかを無意識に見極めている間に魔法を発動させるので、戦闘に帝国は優れていると言われている。


なんかついつい、話が脱線してしまったね。


えーっと、なにを言おうとしていたんだっけ?

そうそう、集落の自然エネルギーについてだ。


普通にただの折衷案なのだが、これができている人が世の中いないのである。


まあいい。

そうこう話しているうちに目的地に着いたらしい。

周辺のボロボロな家と呼べるかどうかもわからないレベルの家よりは少しだけ立派な家だ。


しかし、その中では底しれない魔力を感じていた。

集落の人間の中でもかなり高い水準で魔力があるのだ。


案内された家で待っていると、案内してくれた青年を引き連れてその青年と同じ緑の髪と瞳をしている老人が入ってきた。

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