66話
(あかり)
朝起きると、アメリア様の様子が変だ。
常に腰にお持ちの剣を気にしているようだ。
そういえば、あんな剣もっていらしたのかしら・・・?
(ラノールド)
アメリアの様子が変だ。
いつもは声をかけたらすぐに返事が来るのに、ずっと上の空。
何度も声をかけてようやく気づいてくれた。
何かあったのかな・・・?
彼らは、アメリアの異変に気がついていたが、何に悩むのかは分からないままだった。
パズルのピースが1枚足りないような感覚に近いのだろう。
だが彼らがその違和感を覚えた時、アメリアはもう、引き返せないところまで来ていた。
アメリアは昼下がり、夕暮れ時の時雨を見に受けながら剣と対話する。
「私、あなたのこと使うね。だって私は、私と私のいるこの国を守らなくちゃだから」
「承知いたしました。あなたをマスターと認定、剣の使用を認めます。確認事項です」
「何?なにか代償があるの?」
「はい。あなたはかつて創造神が使いし剣は、その一振の代償に●●を、●●を●●●なければならない。
●●●された●●や●●について、使用者は●●を●●す。
創造神はかつて、●●●●●を失った。
●●●●●はもう、戻らない。」
その瞬間、彼女の瞳にあった希望の光が、ゆっくりと消えていった。
それから数日、ラノールドによって度々俯き、暗い顔をしたアメリアが目撃されるようになった。
アメリアは俯き、暗い顔をしながら
「誰かを・・・ぎせいに・・・じゃないと・・・・・・守れない。どうすればいい・・・・・・?私は・・・・・・」
ラノールドは話しかけなかった。
彼女の外側に、拒絶という壁があることを感じたからだ。
またある者はアメリアにこんなことを聞かれたらしい。
「ねえ・・・・・・。あなたなら、どうしたい?自分の持ってるたくさんの大切なものを守るために大切なものを・・・・・・捨てる?私は・・・・・・どうすればいいのかな?」
その者はしばらく考えたものの、答えが浮かばなかったためか、
「分かりません」
と答えた。
アメリアは、答えのない問を、その答えをどう導く?どう選択する?
アメリアはまた別の人に尋ねる。
「ねえ、あなたならどうする?どうすればいいの?」
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