63話
ラノールドへの援軍については、おおかた編成が決まった。
あかりの配下を何人か置いていくらしい。
もしも怪しい動きがあればすぐに伝えるよう厳命してある。
そして、私たちはラノールドのいる辺境伯領に着いた。
ラノールドは、見るからに疲れていたが、私が来るとすぐさま
「ようこそ。こんな所まで来ていただき申し訳ない限りだが、さっそく本題に入ろう」
ラノールドの皇帝としての顔を早速見ることができた。
なんか、あれだね。普段見てるのと違うと、違和感えげつないね。
私はいつもと同じだけどね(ドヤ!)
威張ることでは全くないけど。
まず、ラノールドは地図を見せてくれた。
そこには帝国の主な都市、そして今回の騒動に関係している家の領地が示されている。
改めて見てみると、帝国の主要都市の半分と、全体領地の三分の一を独占している。
しかも、その都市のバランスがいいのだ。
単体であれば小さめの農業都市なのに、近くに工場のある他家の都市があったり
貿易都市の横に大都市があって、貿易で手に入れたものをすぐに市場に流出できたりとかする。
要は、崩すのが難しい。
力のある貴族達は基本的に敵対していたり、敵対させたりして牽制してきたのだが、ここ最近は別の貴族どもの対応に追われていたらしい。
皇帝に仕事を任せれる信頼できるような側近がいないのが、一番問題なのだろうが、今はそれどころではない。
そこで、ふと気がついたことがある。
今回反乱を起こした貴族の領地は全て、聖ヨガ王国に接している。
しかも、聖ヨガ王国を守るようにして。
港で取引を行っている国は、ほとんど聖ヨガ王国だ。
つまり、今のところ経済は他国に依存しているということだ。
いや、もしかしたら聖ヨガ王国の植民地にでもしようとしているのかも。
聖ヨガ王国は小国の部類に、面積だけ見れば入るから。
影響力はその辺の国とは比べ物にならないけど、食料とかは貿易だもんね。
でも証拠はないし、一旦は制圧だ。
あとから聖ヨガ王国が関与してるって正式に抑えて、聖ヨガも制圧して、そしたらもう終わりって感じだね。
うん。終わりが見えてきた。
はい。終わりが見えてきました。
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