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婚約破棄された私ののんびりできない国造り  作者: 青。
聖ヨガ王国侵略編

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59話

調査を頼んだ二日後、俺の目の前には思わず口を開けっ放しにしてしまうほどに大量の報告書が入った。


報告書を書いたのはファーストさんで、どうやらここまで魔法で報告書だけを置いていったらしく、部屋にはいなかった。


執務室の書類の上には一言

『追加で調査する』と書いてあった。



報告書には、俺が頼んでおいた伯爵家以上の貴族といくつかの子爵家、男爵家の参加不参加および参加の際の立場が書かれていた。


その中には、情報がめったに流れてこない辺境伯家なんかも含まれている。

正直に言って予想以上の代物だ。


仕事は確実に行ってくれると思っていたが、まさかファーストさんがこれほどすごいとは思っていなかった。


ファーストさんは今、「ついでに男爵家あたりも調べてくる」と言っていたらしい。



私は今のところ、リンさんと共にファーストさんからの報告書の整理を行っている。


だが、リンさんの書類を処理するスピードが異常に速い。

むしろ私が見ようと思っていた書類も全部処理してしまっている。


さらに、見た書類を一度妙な輝きを放つものの中に入れている。

さっきからその書類が、その物の中に吸い込まれたきり出てこない。




しばらくして、ある程度概要が分かったなと思ったところでやっと休憩に入った。

リンさんが休みなしで働いていることに、俺はすごく驚いていた。

文官は基本的に体力がない奴が多いから。


しかし、昼メシを食べる間も実質休みはないようなものだった。

昼メシを執務室で食べていると、当然のようにリンさんが書類のすり合わせをしてきたのだ。


別に体力がないわけではないと思っていたが、食べながら書類の内容を把握するのはかなり負担がかかる。


ところどころで再確認しながら話を聞いていたところ、リンさんは何かを察したらしく、


「申し訳ございませんでした。一旦休みたいですよね」


と休憩を入れてもらった。


聞くところによると、アメリアは執務を放り出したあとで一気に片付けるタイプらしく、忙しい時は休憩なしで一日中やっていることも多いのだとか。



それを聞いたら休めないなという私の気持ちを見透かしたように、


「アメリア様はスタミナがあり余っているからできることなのです。真似しないでくださいね」


と釘を刺されてしまった。



だが、その後も調査結果を見ていくと、驚きの事実が分かった。




今回の貴族会議、


『侯爵家以上および侯爵家以上の地位や材料の者しか参加しない』


なぜかは分からないが、伯爵家以下の人物達は軒並み参加しないらしい。


そして、それを()()()()伏せている。



だからこそファーストさんの調査が早かったのかと納得する一方で、俺の中での警戒心が上がる。



貴族会議に参加する当主どもは、全員先帝時代から存在している古臭い奴ら。

つまりは頭がかたい。

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