6話
さてさて、とりあえず皇帝を屋敷から締め出して両親を救出しないといけないので、とりあえず魔法を使うことで解決させよう。
とりまさっきの魔道具の拘束魔法をかけさせて頂こうかな。
「魔法ってそんなに便利なんだ」とか、「自分にもできるかな?」とか思っている人は多いであろうが、魔法はそこまで便利なわけではない。
普通、魔法というのは詠唱をするか、無詠唱か、魔道具に魔法を付与するかの3種類がある。
このうちの付与は、詠唱はしないが何かの作業を伴うため時間がかかる。
詠唱は主に1分から2分ほどかかりその間は無防備になってしまうが、無詠唱であればタイムラグが起きない。
しかし、無詠唱が使える人はほとんどいない。
そして、私は主に無詠唱だ。
無詠唱は、高い魔法に対しての理解とイメージが必要になってくるわけなのだ。
そして、魔法の理解というのは、一つ一つの魔法の理論と仕組みを完全に覚えてモノにしていることを前提としていて、そこからさらに新しく魔法を作ることが即席でできるレベルでないといけない。
そして、こんな芸当ができる人はなかなかいない。
王国内には私しかいなかった。
まぁ、それはそれでいいとして、拘束させないといけない。
だが、もしかしたら魔道具は解析されているかもしれないので、魔法を二重にかけることにした。
その魔法というのは、帝国の魔法の中でも最強クラスの攻撃魔法のうちの風属性と水属性を組み合わせて更に、魔道具にあった拘束魔法と噛み合うように魔法を作った。
そうして、あんまり苦労せずに作った魔法を皇帝にかけてやると、
「何だこれは!?」
とか言って抵抗をしているので、時間はかなり稼げるはずだ。
さてさて、その間に私が親のところに行きましょうか。
ということで、さらなる保険をかけて時間稼ぎをするために、攻撃されたとき用のカウンターを用意しとりあいずはオッケー。
ということで、今は屋敷に来ていまーす。
さてさて、おそらく家の両親は研究室にいるだろう。
あっ、そうそう。
ここでうちの親を紹介していこう。
まずは母親。
母親の名前はリール。
筋金入りの研究者で、古代の文献について研究を進めている。
つづいて父親。
父親の名前はラルフ。
こちらも筋金入りの研究者で、動植物の生態系などについての研究をしている。
多分二人とも研究室にいるだろう。
普通に研究熱心なので、呼んでも気づいてくれるかは怪しいけどね。
ということで、離れに来た。
離れは、離れっていう名前なのにめちゃくちゃ大きい。
こっちがメインみたいなものだ。
まぁそれはいいとして、とりあいず魔法で居場所を探るしかないだろう。
あの二人はいつもいろいろなところに行っているからわたしでもどこにいるか分からん。
なのでとりあいず探知魔法で居場所でも探ろうかな?とか考えながら屋敷の離れを目指している。
うちの離れはかなり広くて遠いので、今すごく走りながら考えている。
やっと着いた時にはすごく疲れていた。
そのためぼーっとしていたのだろう。
両親の居場所に気が付かなかったのだから。
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