49話
ラノーるどは、確固たる意志を持って拒絶している。
まるで自ら死のうとしているみたいだ。
おそらく、魔力暴走による一時的な魔力補給を当てにしている。
魔力暴走を使うなんてリスク高すぎて自殺願望のある奴にしかムリだしやりたくもない。
魔力暴走というのは前も言ったが精神的な問題だ。
そのため、基本的にわざと魔力暴走を起こすことは不可能に近い。
だが、今回は例外となった。
ラノールドはおそらく無意識に魔力暴走の感覚を掴み、それによって攻撃力を上げて戦ったのだろう。
そして今、ラノールドの心は戦闘を行っている状態であり戦わなければと無意識の中で負担をかけてしまっている。
つまり、今ラノールドの魔力暴走を抑えることは本人が拒絶している。
ここまではオッケー?
一応復習ね。
まあいいや。
そして、重要なのはここから。
魔力暴走をなくすことが本人の意思によって不可能。
つまり、魔力暴走を止めることはできない。
ならばと私が思いついたのは魔力暴走に魔力を適応させればいいということだ。
魔力暴走の本質は、魔力の変化変質だと私は考えている。
その考えが正しければ、魔力の変化変質を手助けし、その後も安定させるようにすれば理論上、魔法をさらにうまく使うことができるということだ。
というか、検討の余地もないくらいにはラノールドの状況が悪いので選択肢とか⋯⋯ない。
ということで早速ラノールドを治療しようとしていたのに、ドロドロが邪魔してくる。
正確にいうと、ラノールドの目の前にいるさっき私を巻き込んで自爆したドロドロが私とラノールドの間に入ってしまっているのだ。
正直言って魔力が残りあまりないので無闇に魔法を使いたくない。
無闇に魔法は使えないしどうしようと悩んだのは一瞬だが、すぐさま行動に動いた。
すごく嫌だけど、魔法で痛みを麻痺させて強引にドロドロをくぐることにしたのだ。
ドロドロは見た感じ激痛と不快感という名の精神的ダメージが入るだけなので、こうなりゃ気力と根性である。
そうして、強烈な不快感に耐えた私はラノールドのもとへと駆け寄る。
が、そこには思った以上に容体の悪いラノールドが立っていた。
すみません。
これから多分2日おきくらいの更新になってしまうかも⋯⋯⋯⋯。
ほんとすみません。
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