44話
私の前に炎が迫ってきたその瞬間、咄嗟に目を瞑っていたらしい私が目をあけると、そこに立っていたのはラノールドだった。
しかも、私を抱き上げている。
下ろしてもらおうかと思ったが、この状況で無理にどけるとラノールドが怪我をしそうなので、そのままにしておいた。
だが、ラノールドは私が直接もらうと確実に死ぬ攻撃をなぜ耐えたのだろう?
その疑問の答えは、意外とはやく明らかになった。
あの二人の力は私専用なのだ。
おそらく、私の無意識のクセなどを把握して完璧に立ち振る舞うための力だ。
だが当然、クセというのは人によって異なる。
故に今は、ラノールドの方が強いということだ。
ただ、私の動きは魔法を使う上で最も合理的とされる動きだ。
少なくとも今の時代では。
つまり、ラノールドはある程度立ち回りが上手い魔術師だからこそ、私と似通った部分が大きい。
まあつまり、油断は絶対だめってことだ。
だが同時に、私が何かやろうとすると全て裏目に出るということなので、私はラノールドに任せることにした。
もうそれしか出来ることはないし、それに⋯⋯⋯⋯⋯
私がラノールドを信じようと思った。
それだけだ。
そんな思いを知ってか知らずか、ラノールドはいつもにも増して張り切りまくっているように見える。
とりあいず、
あとは任せた。
ちょっと短いですが明日に持ち越します。
次回は戦闘します。
ちょっと見応えないなと思っている人も、これから頑張れって思っている人も評価ポイントを是非お願いします。




