37話
さて、リデルリン領についてもひとまず確認したところで早速なのだが一つ行きたいところがある。
それが帝国だ。
帝国には実のところ、私は行ったことがない。
帝国は基本的に交流会などでも他国の王族のみを招待するからだ。
私はもうすぐ王族になると言っても招待はしてくれなかったくらいの頑なさは持ち合わせている。
だが、この度ランディーネ王国という国を作り正式に認めてくれたということで、挨拶がてらこちらから赴くことになった。
初めての帝国、楽しみにならないわけがない。
ちなみに、行く日程としては三泊四日で帝宮に泊まるような感じだ。
だが、そのうちの一日だけお忍びで色々とやっていいとのことなので、今からどこに行くか考えてワクワクウキウキしている。
だが、残念ながら体裁という厄介なものが王族にはついてまわるものだ。
警備体制や行く場所の事前視察や歓迎パーティなどの多くの事柄をセットして、やっと実行に移される。
警備は、あかりの配下で蘇生した人物の一人である「レン」と「リン」
あとは帝国の騎士団長が行うらしい。
まあ、それはそっちで決めてもらいたい。
私はよくわからない。
お忍びの際にはせっかくだからということで皇帝も来るらしい。
それ以外の交流会や夜会などでたくさん会うので、私としては居てもいなくてもいいのだがなぜか譲ってくれなかった。
何やら顔を赤らめながら
「これはもはやデート⋯⋯」
とか言っている気がするが、まあ気にすることはないだろう。
しかし、流石にパレードの設営費などを決めるのはだるすぎる。
普通に全然パレードいらない。
お金の無駄だと思うが、これも譲ってくれなかった。
だが、私の嫌がる気持ちを察してか、こちらもあかりがやってくれた。
あかり、君はすごく得難い存在だ。本当にありがとう。多分一生頭が上がらない。
そして一ヶ月後
いよいよ、待ちに待った帝国の視察の日がやってきた。
私は意気揚々と視察の旅支度を始める。
帝国へと言った先に、何があるのかも分からず。
今日から新しい章を始めました。
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