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婚約破棄された私ののんびりできない国造り  作者: 青。
反撃の狼煙

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閑話 降ってきた化け物(セリア、セレーネ)

神というのは基本的に、ただ人間たちの魂を導いたり管理したりするつまらない役職だ。

神の世界は変化せず常に同じような場所。

そんな場所で同じようなことをずっとやり続けるという退屈な仕事。


力を磨くこともそのうちなくなる。

神の中にある上下関係は絶対的で、下剋上も何もないからだ。


そして、創造神様が姿を見せない今となっては二人の神が実質のトップだ。

トップと言う地位は一切覆らない。



そんなのっぺりとした日常にある日、ちょっとした出来事があった。


神たちの実質のトップである私たちの加護を受けた人間がやってきたのだった。

とは言え、神の日常が変わることもないだろうといつもと同じように仕事をする予定だった。


しかし、そんなに私にだって影響はあった。

長年力を分け与えていた私たちが加護を取り消す事になった。


加護は神の力を一部与えるものなので、当然加護を取り消せば神の力は強くなる。


だが、別に神が強いことに意味はない。

どれだけ努力しようが神と神の間の力の差が埋まることは一生ないし、そもそも寿命がない。



だからこそ力のある神たちは人間と言う寿命のある存在に対して力を託す。

それが唯一の娯楽というか楽しみだから。


だからこそ、人間に与えた加護を取り消す奴は居ないと思っていたし、取り消す必要もないと思っていた。

神にとって、人間が調子に乗っていることもまた娯楽だからだ。



しかしまあ、私たちが加護を与えた人間はトクベツだ。

彼女は私たちがこれまで加護を与えた人間と同じく明確に目的を持って強大な加護を与えられている。


彼女の親族たちも、少なからず加護を与えることに慣例としてなっている。


私たちは特定の人間にしか加護を施さない。


自分の好奇心と知識欲と探究心を満たすためだけに生きようとする人間たちのことを。

自分の限界に挑戦する者たちのことを。



だが、彼女は違った。

かつて加護をやった二代目当主と同じく、他者を大事にするやつだ。


いつのまにか自分の使命を忘れてしまう事がある問題児となってしまった。

部下の失敗を怒らず、一緒に改善させようとするようになった。


そんな甘い人間に、当主はやらせてはいけない。

そう思っての加護の取り消しだった。



彼女が自分の欲と使命に忠実になれば良い。

だが、もしも彼女が使命を捨てると言うならば、それこそ真剣に排除しなければならない。


創造神様のお造りになったこの世界の均衡を、よく分からない人間に引っ掻き回されてたまるか。


アメリア・ランディーネは、絶対に潰す。

そして彼女のいない世界を作ることで、世界は戻るはずなのだ。




それなのに⋯⋯。

なんであの女の加護を消した瞬間に、創造神様の加護の証があらわれるのだ!!


創造神様は加護を施されない。

それなのになぜあの方とお会いした時のような、あの方のような金髪に、何故あの女は変わるのだ!?



ふざけるな。

許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない。

必ずあいつを潰してやる。

【補足】

視点としてはセリアとセレーネの気持ちを合わせたようなものです。

二人とも同じ気持ちみたいな。


だんだんとシリアスになった?気がしますね〜。

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