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婚約破棄された私ののんびりできない国造り  作者: 青。
反撃の狼煙

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38/70

34話

突如として乱入したアメリアは、早速ある魔法を使った。

先程分析していた蘇生魔法である。


⬜︎⬜︎⬜︎


私は蘇生魔法をためらいもなく行使する。

術式を整えて発動させると、私の意識は神の世界へととばされた。



神の世界には、たくさんの神がいる。

そのなかで最も位が高くて崇められているのが創造神で、私が加護を受けた二人の神の上に立つ存在だ。


だが、創造神は強すぎることで神の世界にも影響を与えるため、神の世界でも滅多に姿を見せない。

だからこそ、主に神をまとめるリーダーとしての役目はセリアとセレーネにある。



そして、私は今まさにその二人と対面したのだった。

二人とも私を心底呆れたように見つめている。


その理由が、

「余計なことするなよ」

であることは否めない。


しかし、私が一歩も引かない様子を見て覚悟を決めたらしい。

二人にとって私は、願いを託した非常に重要な存在だからね。



しかし、魂を返す事に条件をつけられてしまった。

その条件は、私たちの加護をなくすこと。


加護の力は、基本的に神が自分の無尽蔵にも思える力を一部他者に分け与える事が出来るという、いわば主体が神なのだ。


そのため、加護を勝手に消すことは可能となる。

だが、加護については神の間で規定があるので気まぐれで加護を与えたり消したりすることは許されない。


今回は取引だから関係ないけど。


しかし、加護がないと正直言って困る。

別にアイディアとかは湧いてくるのだが、それを実行に移す力がなくなってしまうのだ。


そんなこと、ランディーネ侯爵家の人間が出来るわけがないと思っての条件だ。

私たちは、基本的に自分の欲を満たすことしか考えない。



それが知識欲だろうが好奇心だろうが、その中心にいるのは結局自分だから。

でも、私はそれよりも大切なものを見つけた。


自分のことを信用してくれる人、自分のことをすごいと言ってくれる人、自分に忠誠を誓ってくれている人。

そんな人達を守りたい。

それが、私の一番大切な事だ。


この決断をするまでに、そこまで時間は掛かっていないだろう。

だが、私にとっては長い長い思考の中に浸かっていた時間だった。




そして私は、加護を捨てた。


加護を捨てれば見た目も変わる。

気がつくと私の髪はキラキラと一本一本が輝く白銀に。

目は涼やかで透明な青色と、ルビーのような赤色へと変わっていたのだった。



はたから見れば、突然眠りこけたように見えたアメリア様の長い髪の毛が少しずつ神秘的に変化していったらしい。

目を開けた彼女の優しさと冷静さを併せ持つような瞳を忘れたものはいなかったと言う。


彼女の変化とその様子は後の時代まで語り継がれるようになったそうだ。

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