19話
ラルフに温泉を探し当ててもらうことにした2日後。
なんとびっくり、温泉が発見されたのだという。
しかもこの温泉には、美肌効果などがたくさん含まれているらしい。
それならばさっそく、ラノールドから届いた人材の一つであるドワーフ達をフル活用することにした。
ドワーフは、小柄だががっしりとした体格が大きな特徴になっていて、建築や鍛冶などを得意としている人が多い。
また、ある程度戦闘能力がある。
そこで、その中でも建築が得意な人たちの内、半分を温泉に向かうための街道とともに温泉街への作成と安全確保。
もう半分を、鍛冶や細工が得意な連中らと一緒に資源がたくさんあると言われている場所の開発に行かせることにした。
ちなみに、どちらもこの場所からそこそこの距離だ。
そのため、いずれは列車を走らせることを検討している。
ここですこし、ラノールドからの贈り物である人材について解説していこうと思う。
ラノールドが送り込んだのは亜人で、亜人は帝国内では奴隷のように蔑まれている。
亜人というのは様々だが、人よりも少し容姿が違う者たちを総称して亜人ということが多い。
彼らは基本的に職人気質で、建築が得意なやつは他のことはからっきしなことが多い。
彼らは得意なことがとことん得意なので、特技に関しての才能は持てる限り持っている。
そのため、人間の同業者から恨まれることも多々あるらしい。
そして亜人には種族があり、エルフは魔法、ドワーフは鍛冶や建築、獣人は戦闘に長けている人が多いが、一概には言えないところがある。
話を戻そう。
だから、今うちの集落には亜人がたくさんいる。
でも、正直人間よりも仕事が早いしやる気があるので、ラノールドにはマジで感謝しかない。
さてさて、温泉街や鉱山などは今後は街として発展させようと思っている。
基本的には職人たちの中のリーダーとも言える人たちにまとめ役を任せる予定だが、何かあったらすぐに駆けつけられるようにしようと思っている。
おそらくこれからの大きな産業の一つとなるだろう。
そしてその日から一ヶ月後には、ある程度の完成の見込みがたったと言ってくれた。
さっそく見に行ってみたのだが、すごく綺麗でさっぱりした無駄のない街だった。
しかし、君たちは少し疑問に思っただろう。
「お前は何をしていたのだ?」と。
しかし、ちゃんと仕事はしていたのだ。
魔物の退治をアリスだけに任せていたらアリスがフリーにならないので、アリスをフリーにして即戦力にするために、街道に設置する魔道具を開発していた。
魔道具の試作品は初めてなので、作るのに20日ほどかかった。
そして、エルフの魔道具職人のライと言う人物にせがまれたため、魔道具の量産についてライに手取り足取り教えていたのだ。
ライはかなりの技術者らしいのだが、それでもこんな魔道具は初めてだと言われた。
そのため、その仕組みを教えるので十日、さらに他の人に教えて量産させるまでにはもう少しかかるらしい。
私が何を言いたいのかと言うと、ちゃんと仕事をしながら首をながーくして待っていたよってことなのよ。
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作者は首をながーくして待っています。




