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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

王妃付きの女官候補令嬢の活動

作者: 箱崎裕治

私マクレイア子爵家の3女であるマリアは転生者です。

前世では国立大学の経済学部を卒業して外資系企業の総合職の係長として仕事に邁進していたアラサーでした。

趣味は大学時代に後輩から布教された乙女ゲームをすることですが逆ハーレムは認めない性格でした。

逆ハーレムルートは一度だけ攻略したら無視していました。

何故こんな話をしているかと言えば現在私は個別シナリオでは素晴らしい設定とシナリオで有名ながらファンディスクでは破綻した設定とシナリオで有名な乙女ゲームの花咲く乙女の通り道の世界に居て、現在ヒロインが逆ハーレムを狙って居るからです。

逆ハーレムルートは時間的余裕がほとんど無いので少し見ていれば丸わかりです。

そうなると悪役令嬢に仕立て上げられるのは我が家の寄親のクレメンス侯爵家のアナスタシア様です。

アナスタシア様は目下の者に優しく自分に厳しい、とても優れたご令嬢です。

そして私は将来アナスタシア様付きの女官筆頭候補でつまりは将来の王妃付きの女官候補なので手を打たねばならないですね。

幸い我が家には私の開発したシャンプー,リンス,トリートメント,コンディショナーなどの販売を行なう商会を持っているので資金には問題ありません。

アナスタシアの婚約者である王太子に接近するのは側近5人との関係を深めた後にハーレムルート突入の為の暴漢に襲われて王太子達に救われなければならず、その暴漢はヒロインが雇った者でどこの組織の者かを私は知っています。

豊富な資金を使ってヒロインが依頼を出す前に受けた依頼を無視してヒロインを攫い徹底的にヒロインを嬲って大通りに素っ裸で放置する様に依頼をしました。

それからは自分の未来を知らずに側近5人を誑かすのを見ています。

その頃アナスタシア様は側近達が仕事をしない為に溜まった仕事を一人で片付けている王太子様の仕事を手伝い二人の仲を深めています。

そして組織からヒロインが依頼をして来たので依頼通りに嬲りつくすと報告が来ました。

これでまた一歩王妃付きの女官に近づくので私は微笑みを浮かべます。

そして一週間後、ヒロインは学園を自主退学して側近達は総入れ替えになり、側近の親達の八つ当たりでヒロインの実家は潰されました。

その後は穏やかな日々が続きます。


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