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第十七章 宇佐津姫

 宇佐家の伝承や正統竹内文書を見ても、「天下を初めて治めた天皇」の即位を西暦217年としたこの物語の設定はおおむね正しいと思っています。

 日本書紀では、最初にイワレビコたちが向かったのは大分県の宇佐であったとされる。

 宇佐には天皇家の信頼も厚い宇佐神宮があり、その社家である宇佐家には次のような古伝が残されている。

 宇佐家の天職とする天津暦(あまつこよみ)は、月の動きを見て月日を数える月読(つくよみ)や、日知・(ひじり)などにより、満月の月面に見える模様をウサギに見立て、月を「ウサギ神」として崇拝し、「ウサ族」と称した。

 宇佐族は島根県の隠岐の島で漁業を中心に生業としていたが、和邇(わに)族との取引に失敗して丸裸になってしまった。それで大国主に「新しい土地に行って再起せよ」と云われ、大国主(西暦160年頃~220年頃)からもらった因幡(いなば)国八上(鳥取県八上郡)の地を開拓して成功した。

 イナバの白兎をほうふつとさせる物語である。

 そして宇佐国造の祖であるアメノミクダリは、西暦185年のニギハヤヒ東遷に従い、大和国へ行ったとされる。

 年代を見る限り、この因幡での成功とニギハヤヒ東遷はほぼ同時代ということになる。もしかしたらニギハヤヒは、出雲を経て大和へと向かったのかもしれない。ニギハヤヒの子孫である物部(もののべ)氏が記したとされる先代旧事本紀には、ニギハヤヒの別名としてアマノホアカリという名前が挙げられている。イワレビコの祖父であるヒコホホデミの弟、ホアカリと同名である。

 なお、宇佐家古伝では神武東征の出発を西暦204年としている。

 一方、武内(たけうち)宿禰(すくね)の一族が語り継いだ口伝を公開した竹内睦泰氏によれば、天下を初めて治めた天皇(ハツクニシラススメラミコト)である第十代崇神天皇の即位は西暦220年だという。この物語では、神武東征の出発を西暦213年、天下を初めて治めた天皇(ハツクニシラススメラミコト)である神武天皇の即位を西暦217年としている。異伝や矛盾の多い中で、一つの物語を破綻なく成立させることは難しく、すべてと整合性を取ることはできなかった。

 とは言え、出雲の衰退時期、神武東征時の大阪難波の海岸線描写、纏向遺跡の年代などを一元的に説明しようとすれば、神武東征が西暦210年代から前後に二十年以上ずれるとは考えにくいのである。


 西暦213年10月26日、イワレビコたちは現在の大分県にある宇佐に立ち寄った。

 そこは邪馬台国の首都からもさほど遠くない場所であり、イワレビコたちの力になる者がいると日巫女から伝えられていた。

 最初、狗奴国の大軍を見た宇佐では臨戦態勢が引かれたが、イワレビコが自分の名を告げるとそれが解かれた。そしてこの地を治める長が現れた。

 名を宇佐津彦(うさつひこ)と言い、妹の宇佐津姫(うさつひめ)と一緒にイワレビコたちを歓迎したいという。

 罠である可能性も脳裏をよぎったが、長年情報のやり取りをしてきた日巫女の性格を考えると、その可能性は低いと判断した。

 宇佐津彦はイワレビコたち四兄弟を一柱騰宮(あしひとつあがりのみや)へと案内し、(うたげ)を催した。七年前に過ごした邪馬台国での日々を思い出させる料理が並び、想い出補正も相まってイワレビコには極上の味である。

 やがて宴が終わり、君主であるイワレビコはただ一人、上客用の建物へと案内された。

「妹の宇佐津姫がここにおりますから良しなに」

 宇佐津彦は意味深な言葉を言い残し、その場を立ち去る。要はイワレビコの将来性を買って、血縁関係を結びたいということなのだろう。

 しかしこれがどう自分たちにとって、力になるというのだろうか?

 イワレビコは日巫女であるハルノの真意が分からぬまま屋内に入り、すぐに腰を抜かした。

「あ、ああ……」

 驚きのあまり言葉が出てこない。

 そこに立っていたのは、巫女の衣装をまとったハルノだった。

「イワレビコ、どうした? 七年ぶりに会った私の美しさに腰を抜かしたか?」

 この自信満々なふてぶてしさは、やはりハルノ以外の何者でもない。

「な、なぜお前がここにいる?」

「宇佐津彦が言っていなかったか? 妹の宇佐津姫がここにいると」

「言っていた。でもお前はハルノだろう?」

「私は日巫女だ。ある時はまつろわぬ民、ある時はこの土地の姫を演じながら、現地で情報を収集し、それに基づいて国を平和へと導く占いをする邪馬台国の女王であるぞ」

「その日巫女がなぜここにいる?」

「ちゃんと伝えておいたであろう。そなたたちの力になる者がこの地にいると。逆に聞くが、私以外の誰だと思っていたのだ?」

「そういうことか」

 ようやく状況を理解し、イワレビコは落ち着きを取り戻した。

「ところであの宇佐津彦はお前の兄なのか? あまり顔が似ていないが」

「あの男には、私がこの地で宇佐津姫と称するために兄を演じてもらっている。私の兄弟は弟一人だが、今ごろは主のいない宮殿で日巫女がいるようにふるまっているはずだ」

 ハルノにそう言われ、イワレビコはハルノと最初に出会った時、背後の集団の中に小さな少年がいたことを思い出した。魏志倭人伝には「王となってから、朝見のできた者はわずかである。(中略)ただ男子一人がいて、飲食物を運んだり言葉を伝えたりするため、女王の住んでいる所へ出入りしている」と記載されており、この時に取り次ぎをしていたのがハルノの弟である。中国の使者には、ハルノが二代目の日巫女であると知るすべもなかった。

「それにしても、イワレビコの驚いた顔を見られて愉悦であったぞ」

 ハルノは服の袖で口元を隠しながら、笑いをかみ殺している。その色香を感じさせる仕草に、イワレビコは七年の歳月を感じた。

「久しぶりだな、ハルノ。会いたかったぞ」

「別に、私はイワレビコになぞ会いたくなかったけどな」

「そう言うな。お前も嬉しそうな顔をしている」

「では仕方がないから、そういうことにしておいてやろう」

 こういう些細なことでマウントを取りたがるところは、昔と少しも変わっていない。

「イワレビコ、いよいよ天下取りに出発か?」

「そうだな。実は七年前に私たちをそそのかす者がいた。おおかた、邪馬台国への領土的野心を他に向けようと考えた知恵者だったのだろう。それにすっかり乗せられたようだ。シオツチも、そして私自身もな」

「ほう、それはさぞかし頭の切れそうな者だな」

 ハルノが誇らしげに同意する。

「だから今一度、その者の知恵を借りたいと思っていた」

「なんだ? 私が聞いてやるから言うてみよ」

「仮に私が天下統一をしたとして、平和な治世を作るには何が必要だと思う?」

「それはそなたが最初から言っていたであろう。この天下に暮らすすべての者たちが帰依できる新しい宗教が必要だと」

「そうだ、神道という宗教の原型はすでに私の中で出来上がった」

「それはどのようなものだ?」

「誰もが自分の信じたい神を信じる宗教だ」

「それでは何もないと同じではないか」

「その通りだ。神道の神殿には何もない。でもそこに自分の崇める神が宿っていると信じることで、それに参拝することができる。すべての者が自分の信じる神に参拝する一方で、他人の信じる神を同じ宗教に属する神として大事にする。それが神道だ」

「つまり異なる神を信じ、それぞれの神殿で別々の神を祀っている者同士であっても、宗教の違いで争う必要がなくなるのか?」

「それが理想だ」

「そんなことを考えておったとは……」

 ハルノは口元に手を当ててしばし考えこんだ。

「イワレビコ、すごいではないか。私もそのような宗教なら信じても良いぞ。職業柄、占いはあまり信じておらぬがな」

 少しいたずらっぽい笑みを浮かべて、舌をちろりと出す。

「日巫女にそう言ってもらえるとは心強い限りだ。しかしそのためには、一度武力を持って天下を統一せねばならない」

「そなたにとっては苦難の道だな。私もその件に関しては手助けできぬぞ」

「分かっている。私が聞きたいのは、天下を統一した後のことだ。平和な治世に必要なものとは何だと思う?」

「それはもう、そなた自身の言葉の中に答えがあったではないか。他人の信じる神を大事にする。他人の大事にするものを踏みにじらない」

 ハルノはしばし考え込んでから、言葉をつづけた。

「イワレビコも秦の始皇帝については聞いたことがあるだろう」

「かつて西に広がる大陸を統一したという人物だな」

「その通りだ。しかし秦という国はかつてない広大な領土を手に入れたにもかかわらず、わずか数十年で滅んでしまった。それはなぜだと思う?」

「民に重い税を課し、苦役を強いた。焚書坑儒を行い、思想の統一を図ろうとした。打ち負かした相手を皆殺しにした」

「さすがによく知っているな。その反対がそなたの求める答えだ。それができれば、そなたが作る新しい王家は千年、二千年と続いていくだろう。日巫女の占いはよく当たるのだ」

「うん、そうだな……。それが答えに違いない。ハルノと話して、私の心は一層固まった」

「これで私もそなたが天下を取るのを安心して見ていられるな。私たちに重い税を課さないし、苦役も強いない。思想を強要することもないし、私の一族も皆殺しにされず、安全が保障される」

「まあ、そうなるな」

 同意しながらも、どこかすっきりしない。ハルノ自身にとって都合の良いほうに誘導されただけなのではないかという疑念が湧いてくる。

「ハルノにうまく乗せられた気がしないでもないが……」

「何を言うか。これは日巫女が得意とする鬼道を用いた占いだぞ。そしてよく人々を惑わすのが日巫女の務めだ」

「お前は惑わしすぎだろう。それに占いは信じないのではなかったか?」

「私は信じない。でもイワレビコは私の占いを信じる。そうであろう?」

 七年前からハルノはいつもこうだった。思索の面ではイワレビコのほうが一歩抜きんでているつもりでいても、いつの間にか煙に巻かれて、うまく誘導されたように思えてしまうのである。

「やはり私にはお前が必要だ」

 そう言って、ハルノの瞳を覗きこむ。

「それはよう分かっておる」

 ハルノは視線をそらして距離を置こうとするが、イワレビコはその右手をつかんだ。

「これからも力になってくれ」

「そのつもりだ」

「私のシャーマンはお前をおいて他にいない」

「それも分かっておる」

「ところで私は宇佐津彦から、ここにいる宇佐津姫を良しなにと言われている」

 ハルノの体が一瞬こわばった。しかし七年前のような免疫ゼロの反応ではない。

 魏志倭人伝には「その習俗では、国の大人はみな四、五人の妻を持ち、下戸でも二、三人の妻を持つ場合がある。婦人は貞節で嫉妬しない」と書かれている。この時代、既婚者が別の女に手を出すことはごく当たり前であった。

「それで、そなたはどうしたいのだ?」

「もちろんお前を抱きたい」

「ふ、そなたも男だな。妻と離れて身を持て余しているのであろう。誰か若い女をあてがってやろうか?」

 その声が力なく震えていることを、イワレビコは見逃さない。

「そうではない。お前を抱きたいのだ。これほど美しくて、聡明で、頼りになる女を(いと)おしく思わないはずがない」

「そうか、私のことが愛おしいか」

 ハルノは精一杯の勝ち誇った笑みを作ろうとするが、どこかぎこちない。

 ハルノに男性経験は……と考えて、イワレビコは小さく首を振った。これだけ気が強い日巫女に手を出そうとする命知らずの男など、自分以外にいるはずがない。

「私とお前の間に子が生まれれば、その子はやがてこの国を治める賢王になろう。どうだ、私の占いを信じてみないか? 日巫女の占いより当たるかもしれないぞ」

 イワレビコは最後の一押しとして、わざとハルノを挑発した。どのような甘い言葉よりもそちらに反応するのが、ハルノのハルノたる所以(ゆえん)だ。

「いいだろう、その占いに乗ってやる。こうしてそなたと会っている時点で、元よりそのつもりだ」

 どこか逃げ場を探しているようで寄る()のなかったハルノの体から、力が抜けた。


「ゆうべはお楽しみでしたね」

 翌日、自軍の主だった者が集まる場にイワレビコが向かう途中で、声をかける者がいた。

 振り返ると、そこにはアメノタネコがいる。タネコという名前ながら男であり、歳が近いこともあって、イワレビコにとっては腹心であると同時に友人でもあった。彼はニニギの天孫降臨につき従ったアメノコヤネの子孫であり、中臣氏や藤原氏の祖となる人物である。

「いったい何のことだ?」

「宇佐津姫はいかがでしたか?」

 そう言って、イワレビコの顔をニヤニヤと眺めている。

「別に何もない」

 わざと不機嫌そうな顔を作ってその場を立ち去り、何事もなかったかのように一連の打ち合わせを済ませる。

 そのまま慌ただしい時間が過ぎていき、自分の建物に戻ると、そこには二人分の食事が用意されていた。しかもこの日の膳には見たことがない二本の短い棒が添えられている。

「これは何だ?」

「イワレビコは学がないのう。それは箸というものだ」

 不意にハルノが建物内へと入ってきた。そして当たり前のようにイワレビコの隣に座り、食事を始める。二本の棒を使って器用に食べ物を口に運ぶハルノを、イワレビコは不思議そうに眺める。

 箸の起源は紀元前10世紀頃の中国であり、日本で食事の際に使われるようになったのは7世紀ごろからと言われている。魏志倭人伝にも書かれているとおり、この時代の日本人は手づかみで食事をするのが常だった。

「大陸ではこのようにして食事をするらしい。イワレビコもいつまでも手づかみのままでは、はしたないぞ。もっとマナーを身につけるが良い」

「そうか、これが箸か。だが、なぜお前がここにいる?」

夫婦(めおと)(ちぎ)りを交わした者同士、そう他人行儀にならずともよかろう。ほれ、私が食べさせてやるから、あーんと言ってみろ」

 ハルノは自分の箸で里芋を器用につまみ、それをイワレビコの口元に運ぶ。

「それ、あーんと言ってみろ」

「あー」

 勢いに押されてイワレビコが口を開くと、そこに里芋が押しこまれた。

「どうだ、旨いだろう?」

 ハルノが訊いてくる。しかし理解不能なことが多すぎて脳の処理が追いつかないし、味も分からない。

「ほれ、もう一度だ。あーん」

「いや、少し待ってくれ」

 イワレビコは現状を頭の中で整理しようとするが、口を開けたすきに米の塊を押しこまれた。しかも今度は勢い余って喉の奥を突き刺されそうになる。

「ほれ、照れるな。せっかくの飯が冷めてしまうぞ」

 ハルノはすっかり自分の世界にひたっており、その後もかいがいしくイワレビコの世話を焼き続ける。

 こうして夜はふけていった。


「ゆうべはお楽しみでしたね」

 翌朝、イワレビコは再びタネコから同じ台詞を言われた。

「何か文句でも?」

「いえいえ、ただ(うらや)ましい限りでございます」

「別にそうでもないぞ」

 わざと素っ気なさを装ったつもりだが、それが良くなかった。

「なんと、イワレビコ様が精魂尽き果てるくらい、宇佐津姫は絶倫なのですか?」

「タネコ」

 イワレビコはタネコを捕まえ、その首を右腕で締め上げる。

「これ以上余計なことを言って、お前の頭と胴体が離ればなれになるのは嫌だろう」

 もちろん気心の知れた者同士のじゃれ合いなのだが、さすがに言い過ぎたと思ったのか、タネコは黙ったまま何度もうなずく。

「それならお前が宇佐津姫を(めと)ったことにしておけ」

「はい。何となくそのような気がしてきました」

「それでいい」

 そう言って、イワレビコはタネコを解放してやる。

 結局、彼らは四日間滞在し、西暦213年10月29日に宇佐の地を発った。

 その別れ際、イワレビコはハルノから朱色の箸を渡された。

「これを私だと思って、もっと素養を身につけろ」というのがハルノの言い分である。

 食べ物と一緒に箸を何度も喉元までつっこまれたイワレビコにとって、それは恐怖を呼び覚ます品だった。もう二度と使おうとは思わない。

 しかし結局、イワレビコはその箸を生涯大事に所持した。


 日本書紀には「この時、宇佐津姫を、お側に仕えるアメノタネコにめあわせた」と書かれている。

 しかし宇佐家には、日本書紀とは異なる古伝が残されている。

 神武天皇が東遷する時、宇佐の一柱騰宮(あしひとつあがりのみや)に四年間滞在し、宇佐津彦の妹の宇佐津姫をめとって、宇佐 稚家(わかや)が生まれた。そしてその息子である押人(おしと)が第十五代 (おう)(じん)天皇であり、彼は神武天皇の孫だとされる。

 仮に初代神武天皇と第十代 崇神(すじん)天皇が同一人物だとしても、さすがに年代が合わないが、宇佐家に伝わる古伝では、神武天皇が宇佐津姫をめとったことになっている。

 ちなみに日本の歴史上、神という文字のつく天皇、皇后は四人しかいない。天下を初めて治めた天皇(ハツクニシラススメラミコト)と呼ばれる初代神武天皇と第十代 崇神(すじん)天皇、第十四代 仲哀(ちゅうあい)天皇の皇后で三韓(新羅、百済、高句麗)征伐を成し遂げた神功(じんこう)皇后、そしてその子供である第十五代応神天皇である。

 神功皇后は仲哀天皇の崩御後、その子を身ごもったまま三韓征伐に赴いた。そしてその間、お腹に石を当ててさらしを巻き、冷やすことによって出産を遅らせ、帰国後に現在の福岡県宇美町で応神天皇を出産したとされる。

 しかし仲哀天皇の崩御から応神天皇の出産までは、通常の妊娠期間を超えている。そして普通に考えれば、出産適齢期の女性が腹部に石を当てる理由は、出産を遅らせるためではない。妊娠していないのに妊娠していると周囲を誤解させるためであろう。

 彼女には武内(たけうち)宿禰(すくね)という忠臣であり、ブレインがいた。この武内宿禰の子孫である竹内睦泰氏は、応神天皇の実の父親は武内宿禰であるという口伝を明らかにしている。

 応神天皇の父親については、議論の余地がありそうだ。

 しかし宇佐家の口伝にしろ、竹内家の口伝にしろ、応神天皇の父方の祖をたどると神武天皇にたどり着く点は変わりない。だから応神天皇以降の天皇も、神武天皇のY染色体ハプログループを引き継いでいることになる。

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