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私、愛人が欲しいわ。人選をして頂戴 後日談

作者: 長田佳陣

後日談です。

本編を読んでからご覧ください。

調子に乗って書いたので蛇足感が半端ないですが、戒めとして残しておきます。

「私のセックス作戦だけど、進捗はいかがかしら?」


 陸軍の執務室。美貌の若き司令官が副官に問いかけた。


「あれは、作戦だったのですか?」


「そうよ。前回は敵戦力の分析までだったわね」


 司令が腕くみし、手を口に添えて考えを巡らせる。


「勝率はどのくらいだと見る?」


「…五分五分ではないでしょうか?」


 司令が鼻で笑う。


「あなた、五分五分で勝負をするの?戦争は戦う前に勝敗が決しているものなのよ?」


 そして、ニヤリと笑った。


「作戦を立案しなさい。相手の弱点を分析して徹底的に勝率を上げてちょうだい。そうね...勝率8割は欲しいわ」


 頭を抱えこむ副官の肩に手を載せ、耳元で囁く。


「大丈夫よ。貴官ならきっとやり遂げると信じているわ」


 ウヒヒと満足ゆくまで笑い倒した。

 そして、笑い終えると今度は正規の敬礼をしてみせる。

 そうなっては副官も従わざる得ない。


「作戦の立案を命ずる、場所を設定の後に報告の事!」


「は!勝率8割の作戦を立案し、場所を設定いたします!」


「…知っていると思うが私は手加減と接待が大嫌いだ。貴君の健闘を祈る!以上、解散」


 司令が敬礼を解いた。

 そして綺麗な軍式の歩行で向きを変えると執務室から退出する。


「駄目です」


 副官にガシッと肩を掴まれた。


「まだ執務が残っています」


「準備がある」


「作戦は後日です」


「そうか。ならば仕事をするとしよう」


 再び執務室にペンの音だけが残った。


おわり

ここまで書くと雰囲気変わりますね。

エロコメ寄りかな。

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― 新着の感想 ―
[一言] 副官勝率八割オーバーですね! 続編ありがとうございます(*´ω`*)
[良い点] 前後半共々クスッときました [気になる点] どうすれば勝ちなのか [一言] そこはかとなく漂う恋人感があるけど、 お前らもっとムード求めないんかいと
[一言] 今作を読んだ後に前作後半を読み返して、さらに今作を読み返したところでようやく会話の意味が理解できたと思います。 二人の関係が進展してそうなのは良かったと思いますが、他の方の感想にもあるように…
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