表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーの料理番  作者: ゴン太
24/44

第二十四話 水浴び

今回はクロさんの休日です。


今朝からとある森の泉に来ていた。この間砂漠地帯に行ったせいで、全身が砂まみれになったので汚れを落としに来たのだ。まず全身で泉に入り、水浴びを行う。念入りに全身の汚れを落として、泉から上がり〈乾燥〉の魔法で水気を飛ばす。そしてそのまま日差しの当たるところで全身を温める。今日は雲ひとつない快晴で、春の暖かい日差しが降り注ぎ、日向ぼっこをするにはうってつけの日だ。


数分もすると全身が程良く暖かくなっていき、さらにその数分後には私は夢の世界に旅立っていた。





背中を手で叩かれたような衝撃で目を覚ます。寝ぼけていた私は尻尾を大きく払い徐々に意識を覚醒させていく。何やら尻尾の先に当たった感触があったのだが、魔物か何かだろうか。この泉は森深くにあり魔物も大勢いるので人が来ることなどほぼない。寝ぼけて加減もそこそこの尻尾の一撃だったが、当たった魔物には悪いことをしたな。


どうやら昼寝と言うには本格的に寝てしまったらしく、日も傾き始め辺りは朱色の光におおわれ始めていた。今日は私一人での夕ご飯なので何を作ろうか。最近はエルメア達と食事をすることが当たり前になっていたので少し寂しく感じるな。


そう思いながら風呂敷より鍋を取り出し、入っていた野菜のスープを温め直す。作っておいたパンと一緒に食べながら明日の献立と、仲間の顔を思い浮かべながら過ごすのだった。


野菜スープ

クロの特製で何日も煮込まれた濃厚なスープ。風呂敷内にたくさんストックされており、消費が追い付いていない模様。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ