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3話 死刑脱出からのあれこれ

不定期更新ですがよろしくです。

 


  「ふぅ〜、いや〜助かった」

  「え?あれ?こ、ここは」

  「地下牢だよ、俺が1ヶ月間閉じ込められてたね」


  俺らは広場から影に潜って俺が元いた地下牢に戻ってきた

  「閉じ込められてたって、なんで」

  「俺のスキルは灰色魔法ユニークスキルもちだよ、んで灰色魔法っていうのが遥か昔の魔王様が使ってたんだとよ、魔王様が使ってたからって理由でぶち込まれたんだよ」

  「なんですかそれ、そんな理由で閉じ込められてたんですか⁉︎」

  「ああ、そうだよ」

  「てか、なんでこんなとこに来たんですか!早く逃げないと…」

  「逃げるって言ったって俺なんも持ってないんだぞ、武器も金もって事で、アレクいるか?」

  「ええ、いますよ。本当に生きて戻ってくるとは」

  俺がアレクと呼んだ青年、1ヶ月俺の見張りをしていた青年兵士だ、金髪青眼170ちょっとのイケメン様だ。


  「死にたかねぇ〜からな、て事で勇者達が武器貰った武器庫に案内してくれ」

  「唐突ですね、全くでは私の影にお入りください」

  「りょーかい」

  「ちょっ、ちょっと待ってください!」

  「ん?なんだ?空森」

  「なんだ?じゃないですよ!なに普通に王様に使えてる騎士と話してるんですか⁉︎王様に報告されたらどうするんですか⁈」

  「ん?そこらへんはなぁ」

  「ええ、問題ないですよ、だって私劔様の奴隷だもの」

  そう言ってアレクと呼ばれた青年はくるりと回ったかと思えばそこには別人がいた。

  「は?え?どうなってるんですか⁉︎しかも奴隷ってなんなんですか⁉︎」

  空森が惚けた顔から怒りの顔に変わり俺に詰め寄って来た

  「ちょ、空森さん近いです」

  「どういう事なんですか!剣崎」

  「どうもこうも、こいつは狐族の女の子で俺の奴隷です」

  「見ればわかります!狐だから変化とかなんでしょうけど、奴隷ってなんですか⁈」

  「あ、前者は理解早くて助かる。後者の奴隷って言うのは元々こいつは奴隷だったんだけど主人が死んでから自由になって化けて人として暮らしてたそうなんだよ。」


  アレクがいた場所に現れたのは銀髪金眼、165くらいの出てるとこは出ててしっかりと引き締まった美人がいた、

  「それはわかりました、なぜ剣崎の奴隷なんですか⁉︎……ズルいです」

  「色々経路があって俺の奴隷になることになった。それと最後の方聞き取れなかったんだが」

  「色々ってなんですか⁉︎聞き取れなくていいです!」

  「まぁ色々だ。ならいいが、少し落ち着け、一様城の中なんだからバレたらめんどい」

  「あ、す、すいません」

  「まぁ詳しくはここを出てから話すからまずはこいつの影に入るぞ」

  「え、あ、はい」

  「どうした?」

  俺が影に入ろうとすると服を掴まれた

  「あ、あの、できれば、また、さっきみたいに」

  「ん?さっきみたいに…あぁ〜仕方ねぇな、ほい」

  「きゃっ、あ、あのそそ、その」

  「はいはい、姫様は少し黙ってような」


  そして俺らはいつの間にかアレク青年に戻っていた狐族の女の子の影の中に潜り、勇者達が武器を貰ったっていう場所へと向かった。








  「これはどうも、アレク殿。今日は何しにこちらへ?」

  「やぁ、久しぶりだねゴッデス、今日はちょっと武器庫に用があってね」

  「そうですか、その中に奴はいるのですね」

  「うん、いるよ。そのために来たんだから」

  「了解しました、私もついて行きます、少々お話がしたいので」

  「構わないと思うよ、んじゃ行こうか」



  「もういいよ、出て来て」

  「ん?もう着いたのか?」

  俺らはアレクに呼ばれ影から顔を出す

  「げ、なんであんたまでいんの」

  「劔殿、少しお話がしたいと思いまして」

  「まぁいいや。あんたがいれば武器について詳しくしれるから」


  俺らはアレクの影から出て周りを見渡した。

  「こりゃすごいな」

  俺たちが目にしたのは目の前一帯に様々な武器や防具が置かれていた

  「わ、私は入ったことあるからなんとも思わないけどね」

  「ん?そっか、空森は入ったことあるんだ」

  「ええ」

  「劔様、いつまで空森様を抱えているのですか」

  「ん?ああ〜そう言えばそうだったな」

  銀髪の女性に戻っていたアレクに指摘され俺が空森をお姫様抱っこしていたことに気づき俺が降ろそうとすると

  「も、もう少しこのままがいい…」

  顔を赤らめた空森が降ろされまいと抵抗して来た

  「どういう風の吹き回しだ?」

  「…もう嫌だ、劔と離れたくない、劔の側に居たい、ここで離れたら劔がどっか行っちゃいそうで嫌だ」

  空森は顔を俯かせ涙を流して居た

  「なんだ?空森姫は俺に気があるのか?」

  「なんも覚えてないんだね」

  「なんもって、お前となんかあったか?」

  「あったよ、日本にいるころから貴方は私を何回も助けてくれた、こっちの世界に来てからもちょくちょく助けてくれたじゃない」

  「ただの偶然だよ」

  「嘘つき」

  「嘘つきって、本当に偶然だぞ?」

  「貴方が中学生だった時私は小学生だった、」

  「そうだな、7歳?離れてるもんな」

  「よく遊んでくれた」

  「まぁ親の関わりでだったがな」

  「私は嬉しかった、兄ができたみたいで」

  「そっか」

  「段々と自分の気持ちが変わり始めて、私が中学を卒業して羽目を外し過ぎちゃったころ覚えてる?」

  「ああ」

  「その時助けてくれた」

  「お前は可愛いからな無理やり飲まされて無理やり犯されそうになってたもんな、たまたま通り過ぎた時に」

  「あのとき!」

  俺の言葉を遮るように空森は声を発した

  「たまたまじゃないでしょ、帰りが遅いから心配になって探しに来てくれたんでしょ?」

  「叔母さんが相談しに来たからな」

  「あの時、劔はなんて言った?」

  「……言わないとダメか?」

  「コク」

  「…はぁ〜……俺の大切な人に何やってんだって言ったよ」

  「大切な人ってことは」

  「ああ〜もう!お前のことが好きなんだよ!お前が誰かに渡るぐらいなら自分の職失ってでも助けたいほどにな!」

  「劔兄、ううん、劔私も貴方が好き年の差なんか気にしない」

  「たく、俺がどんだけ我慢してたと思ってんだ」

  「それは知らない」

  「知らないって、はぁ〜…話は終わり!俺は今から防具と武器選ぶから降ろすぞ」

  「ヤダ」

  「空森〜」

  「……」

  「……祈」

  「わかった」


  祈は俺から離れ手を繋いで来た

  「祈さん、これじゃ探しづらいんだけど」

  「わかった」

  「いや、裾捕まっても同じだから!」

  「劔様、ズルいです、私も可愛がってください」

  「て、うおぉい!」

  銀髪美人が俺の左腕に胸を押し付けて来た

  「あなた、劔から離れて」

  「嫌よ」

  「やめい!」

  「は、は劔殿はモテモテですな」

  「ゴッデスさん、とてもめんどくさいです」

  「まぁまぁ、振りほどいて選んでください」


  俺は2人を引き剥がし武器を選びはじめたとさ…


 















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